今まで作った本を振り返ってみる。1

kiharu
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初めて同人誌を作るようになって1年になろうとしているので今まで作ってきた個人誌について自分用備忘録として書いていこうかな…と思いました。後ナルあまWebオンリー3記念としてね(?)

▽キミとごちそうさま(2023/6/30)

あらすじ:2人でりんご飴を作りながらちょっとした会話を重ねていく話

人生初めての同人誌ということでデータの作り方や印刷所やら右も左も分からないまま勢いだけで制作した覚えがあります。ナルあまだけのWebオンリーが2回目の開催!?と驚くと同時に本当に嬉しすぎて「これは絶対に本作らねば…!」の気持ちになってました。実際イベント開催日までには入稿できていたんですが、実物確認は間に合わず……手元で確認してからじゃないと通販するのは不安に感じる性分なのでWebオンリー開催期間中は全ページ公開していました。今思うと凄いことをしているな……思い切りの良さで生きすぎている。

内容についてですが、これはとにかく2人に会話をして欲しかった。ただそれだけの理由です。放送時から放送終了後ももっと会話して互いのことを知って欲しいと嘆いていた気持ちをこの本にぶつけました。そんな地縛霊と化していたので少しは成仏出来たと思います。まあぜ〜んぜん今でも公式で何かしら会話してるエピソード欲しがってますけどね。37話を抱きしめ続けます。

意見の違う2人がそれぞれの話を聞いて見方を変えてみる。そしてその時相手のことを考えて行動してみる。原作のような「貴方ならどうする?どうしたい?」を優しく問いかけてくれる、そんな事をナルあまの2人にして欲しいなと思って話を考えていったと思います。それとりんご飴を一緒に作る2人を描いたことが無かったので差し込みました。そのおかげで『料理をすることの意義』から2人がトントンと会話してくれたので助かりました。

個人的お気に入りのシーンです。ナルがあまねさんに自作パフェを渡しているのですが、すんなり貰ってくれた上に感謝をされてしまいあまねさんが自分への警戒心が薄くなっていることや受け入れてくれたことへの耐性が低い故にこういった試し行動をしそうだなと思ったのでここの掛け合いは入れました。原作で詰めが甘いことを指摘されてるナルとたった短い期間を過ごしただけだろうに彼のことを見抜いていたあまねさんに未だに萌えすぎています。

これは小ネタというか私だけに伝わっている細かい要素なんですが、表紙の絵は後日談として同時に頒布した小冊子の内容の世界線になっています。タイトルもそんな感じです。「いただきます」から「ごちそうさま」まで一緒に言えるような関係になった、みたいな。

おくすりはとびきりあまく。(2023/9/16)

あらすじ:ナルに口内炎が出来てしまったのであまねさんが患部に蜂蜜を塗ってあげる話。

初めてのレイフレ参加!ということで前回より糖度の高いナルあまに挑戦してみようと思い立ったのが始まりです。テーマである蜂蜜と口内炎は昔私が口内炎で苦しめられていた時に検索で出てきた記事からです。試しましたがこれで治ったかは微妙なので普通に薬に頼った方がいいです(あたりまえ体操)

当時のメモ帳のスクショですが自分でもよく分かってない状態でした。また勢いで描いてるこの人…。

いや……難し……………(絶望)己の無力さを実感させられましたね。とにかく話作りに難航していた記憶があります。「ナルあまはこんなことしねぇんだよ!!プラトニックな 2人なんだよ!!」と「うるせぇ!!蜂蜜塗ってるところにかこつけてキスしまくるナルあまは助平でいいだろうが!!」の自分ふたりが常に喧嘩しており虚無でした。

R15指定の作品なので直接的なシーンを省きますが、絵の下手さも相まって載せられるシーンが無くてウケました。笑えねぇよ。

和解後というかお互い慣れてきたナルあまには上記添付画像のこういった雑な扱いをするやり取りをして欲しいなと思い描きました。

個人的お気に入りシーンです。あまねさんの指についた蜂蜜を舐めていたらそういう気分になり、あまねさんに主導権を握られていたナルがちょっとムカついてキスしたところを止められたシーンです。キレ気味のナルと振り回したり振り回すあまねさんの図が好きなのでこういったものばかり描いてます。後2コマ目のうさぎが泣いてるトーンを使いたかったので満足です。

箔押しとかやってみたかったんですがイベントの2日前?前日?ぐらいに入稿したので泣く泣く何も出来ず……折角表紙可愛くデザインしたのに……という無念。反省点が多いですが、良い経験になったなと思います。描いてよかった!

こう振り返ってみるとなんだかんだでナルあまで描きたかった要素を組み込めてはいるのかなと感じました。またどちらとも沢山のお手に取っていただけた上に感想までいただいて本当にありがとうございました。語彙が少なく単純な言葉になってしまいますが、とても嬉しかったですし日々の生活の中何度も思い出して読み返して励みになっています。

同人という趣味ではありますがもっともっと精進していけたらと思います。まだまだナルあまで描きたいテーマあったりするので沢山本作りたいね!直近は8月に別ジャンルの原稿があるのでそちら優先になってしまいますが、9月レイフレでは少女漫画してるナルあまを予定しております。もしかしたら成人向けのナルあまも余力あれば…といった感じです。

ナルあままだまだ熱冷めやらぬ……楽し〜〜〜〜!!!