AR表示で道案内をするメリット

kikikomomi
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AR表示で道案内を行なった場合のメリットについて考察する。

今回はGoogleMapやAppleの地図アプリにくらべて、ARでの道案内のみを行なった場合の比較を行う。

またスケールとしては開けた屋外を歩くのではなく、閉じた室内を移動するものと考える。

このAR表示による道案内を行うメリットは大きくわけで2つある

  • 利用者が直感的に進行方向を理解しやすい

  • 利用者に対して地図などで建物情報を与えないためセキュアである

1つ目の利用者が直感的に理解しやすいというのはそのままの話で、似通ったデザインが続く屋内の廊下では初見の場合、方向感覚を失いやすく、地図を見ても簡単には位置情報を理解できない

AR表示によって、道順を提示できればその位置情報が簡単には理解できないという問題を排除できる。ユーザーはARの表示にしたがって移動を続ければよいため迷いにくくなると考えられる。

2つ目の利点として、地図情報を利用者に与えないためセキュアであるという点がある。オフィスに入る来場者が悪意を持っている可能性がないわけでない。悪意を持つ人物が地図情報を手にし、それを参照してオフィスの構造を調べ、オフィス内で特に重要な施設を特定されたり、セキュリティの弱い場所を特定される恐れがある。

AR表示では利用者にただ進行方向を案内するだけで地理的なデータを提供しないためセキュアであるといえる。またこのアプリを利用している間利用者の位置情報はサーバーに蓄積されるため不審な行動が見受けられる場合には、人を送ったり、警告を与えられる。また有事が起こった場合に過去の利用者の位置について追跡を行い、法的措置の実行が可能となる