きらめく玄米ボウル

kikuko
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自炊は好きな方だけど、毎日気持ちに余裕があるわけではない。

最近は少し仕事が忙しかったり何となくやる気がなかったりで、何種類もおかずを作って、ごはんとお味噌汁と、という気分から遠のいていたのだけど、その中で自然に丼的なごはんに落ち着くことが増えていた。

どんぶりに玄米ごはんを軽くよそい、その上にごはんと合わせたら美味しいであろう具を適当にドサドサ乗せていく。

すぐきや柴漬け、キムチ、納豆あたりの発酵食品は何かしら入れたい。あとはとろろ(面倒くさがりなので一食分が小分けになって冷凍されているものを買っている)、ねぎなどの薬味。

もう少しボリュームがほしい時はホッケや塩さばなども乗せる。(これも面倒くさがりなので骨を抜いて冷凍してあるものを常備している)

それをスプーンやれんげで混ぜながら食べる。正直見た目はアレだけれども、ちゃんと混ぜた方が美味しい。ような気がする。

これにハマってしばらく続けていたものの、とにかく見た目がアレだし雑な感じがするので、ひとり暮らしならではのごはんだなぁ。と思っていたし、実際、人には出せない。

という話を、同じくひとり暮らしをしている同年代の友人にしてみた。

おしゃれで工夫があって丁寧な、でもいい感じにリラックス感のある彼女は、飲み食いが大好きでおしゃれ〜なライターさんも、いい年になると家では多少節制せねばなるまいと考えた結果玄米ボウルに落ち着いたようだ、という話をしてくれた。

なるほど…!

その話を聞いた途端に自分の食べている名もなき雑な食べ物がおしゃれでヘルシーなものに思えてきた。

そういうわけで今日も玄米ボウルを食べました。スープも作ったので上出来。