ある機械学習エンジニアとの働き方をより良くするためにいろいろ考えている話

killinsun
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自分の考え方や動き方をアップデートする良い機会だなと思いつつ、最適解が見えていない。

今は同僚と二人三脚で開発しているプロダクトがある。

同僚は機械学習やLLMに精通した、SNSでも割と名の知れた人だ。一言で言えば天才である。

彼はAI、私はそれ以外Webサービス提供に必要なインフラ、バックエンド、フロント全てというお互いマッチョに働いている。

ご存知の通り、AI関連の機能開発は本当に不確実性が高い。だから、私が今まで経験したような、スクラムにありがちなタイムボックスを設けてもワークできておらず、彼が何もこなせていない見え方になってしまう。(2人なのでスクラムを取り入れるつもりは無かったが、時が経つにつれ、その時必要と感じた取り組みを適用したらスクラムになりつつあった)

タスクを分解する事も考えたが、彼のやっている事は、とてつもない量の試行錯誤や調査の繰り返しで、それどころじゃないんだろうなと思う。

開発タスクの特殊性とは別に、彼の苦しんでいるところに、チームで開発すること、自分の作ったものを誰かに提供することを考えてコードを書くことがまだ難しいこと、これがパーソナルな課題だとお互い認識している。

私自身もコミュニケーションが得意じゃないというか、できればしたくない派(?)の人なので、油断していると彼の作り上げた機能をいざ組み込むとなった時、仕様の認識違いや、手戻り、そのままでは実装不可など、平気で起こる。

ガチのR&Dとサービス提供を悪魔合体している状態なので、当たり前っちゃ当たり前だと思う。たしかOpenAIはその辺りの組織作りにアドバイスを出してた気がする

秋から一緒に仕事を始めたが、このハードルがとても高く感じている。年末にかけてかなり神経を使っていたと思う。

このやり方じゃダメなんだなと感じていて、最近は別の手段を考えている。

憧れ半分、嫉妬半分だが、彼は私と違って天才だし素直なのでどんなに私がギャースカ文句を言おうとなんでも快く受けてくれる。

私が今までこの会社やSNSで見てきた常識や、当たり前を彼はまだ知らないだけなのだ。

私の立ち回り次第でもっと良いプロダクトを作れるはずだと信じている。