ずっとやりたくて堪らなかったことを、「えいやあっ」と遂に始めた。この年になって……などとは思わない。この年は、今現在で一番若い時だからだ。あとで振り返って「ああ、あの時は若かったな」と必ず思う。思い切ってすればよかった、またはやってよかった等々必ず思うのだ。
失敗したら恥ずかしいなんてもうあまり考えなくなってきた。それだけ人生の残りの時間は限られていることがリアルに感じ取られるようになったからだろう。ダメな時はそっと退却する。そしてじっと心と体が回復をするのを待って、またやってみる。
今年はもっと恥ずかしいという気持ちを捨てて行きたい。わたしをがんじがらめにし、制限を掛け、面白みのない人生で終わらせようとする呪いの言葉だからだ。