私は今日、久しぶりにある漫画を読んでいました。「珈琲をしづかに」という、みやびあきの先生が描かれた漫画で、高校3年生の男の子が喫茶店の女性のマスターに恋をするお話です。昨年の2月、ちょうど今頃に見つけて以降ずっと大好きで、苦くて好きではなかった珈琲を飲むようになり、ついには好きな珈琲屋さんを見つけるまでになりました。つくづく物語の持つ力を感じます。こんなにも大きく人の行動を変えてしまうんですもの。この漫画のお話は、とにかく柔らかくて、暖かくて、ほっとするようなものです。憎しみや敵意、相手を傷つけようという感情が出てきません。読んでいてつらくならないということが、僕にとっては大事だったのかもしれません。これから先も、素敵な物語が見つかるといいな、なんて。
夜も深まり日付も変わってしまった頃、そろそろ筆を擱こうかしら
すきなことば:「子供の頃は、妙に大人というものに幻想を抱いていた気がする」珈琲をしづかにより