みなさん、お久しぶりです。きなこです。筆を取るのに随分と時間がかかってしまいました。次はもうちょっと早めに書きたいな。実はちょっとばかり手術をしていました。明日退院なのです。まぁ、近況報告はこのくらいにして、今日書きたかったことを書くことにしましょう。
私は春という季節が苦手です。桜や菜の花の匂い、柔らかい日差し、春の訪れを意識すると、胸がきゅっとなります。転勤族だったからということも関係しているのでしょうか、どうしても「別れ」を意識してしまいます。「別れがあるから出会いがある」と言いますが、私はそうは思えません。できることなら、別れなしに出会いを積み重ねていきたいと思います。大切な人との関係が、なくなること、変化すること、壊れてしまうこと、大なり小なり全員がどれも経験することです。もちろん私も。そしてそれは嫌で、辛くて、悲しいことです。だから、その経験をしてもなお前向きに春を捉えられる人は、すごいなと感じます。私がそう思えるためにはどうすれば良いのでしょうか。新しい良い友人と出会えばいいのでしょうか?恩師と呼べる人と出会えば良いのでしょうか?きっとそれでも私は春が嫌いなままです。あきらめか、納得か、いずれにせよ、少しずつ少しずつかもしれないけれど時間と共に春を受け入れられるようになるといいな。そんなことを思った日でした。