買物の話

kinokhronika
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買ってよかったものの話。「今年買ってよかったもの」ではなく、「たぶんここ数年で買った、買ってよかったもの」の話。

マルチポット

使っていた薬缶がみすぼらしくなって捨てた時に代わりに買ったものだ。ニトリでそういう名前だった(確か)。

最近デイリーポータルZでミルクパン万能説の記事を読んで、そういやこいつもそういう売りだったな、と思い出した。お湯を沸かす用途と小鍋としての用途を想定している鍋。

薬缶と違って中が見やすく、入っている水の量を確認しやすくなった。湧くまでの時間が短い気がするので、薬缶のときは水を入れすぎていたんじゃないかと思う。

ずっと笛吹きケトルを使っていたから、お湯が沸いたのがわからないのでは?という懸念があったけれど、沸騰するとふつふつ音がするので意外とわかる。

エアプランツ

百均のチランジアを買った。いつのまにか買ってきた時より葉が増えていた。

生活の中に生き物がいることで生きている意味を感じ云々みたいなことは、買うときに実際、ちょっと思った。とはいえメンタルの波が激しいので、「毎日きちんとお世話する」ものはハードルが高い。その点エアプランツは1日や2日水浴びさせるのを忘れてもしおれない。

下心で買ってきたわけだが、「あれ?葉増えてね?」と気づいたときはちょっと嬉しかった。別の店で見かけたチランジアに比べたら小さいけれど、格好つけた言い方をすれば私の生活のサイズに合っているということだと思っている。

ノートパソコン(新調)

前のパソコンは10年物で、カツカツスペックのWin10だった。どのぐらいカツカツだったかというとWindows Updateが来るたびにディスク使用率が100%になっていた。当然その間は何もできない。文字入力すら遅いので検索もできない。

これは致命的に駄目だと思ったのは確定申告のときだった。Adobe Acrobatが重たくてなかなか開かない。ストレスがものすごい。Adobe Acrobatが重いってなんだよ。

「大したことするわけじゃないし、我慢して使えないことはないし…」とぐずる自分をなだめ、「Office本当にいるんですかぁ?」と罵ってくる自分と戦い、「買い換えよう」と思ってから実際に買うまでだいぶかかった。その間に1回セールを逃して、諦めようかと思ったりもした。

結果、当たり前だがめちゃくちゃ快適になった。動きもだが物理的に軽い。起動が速い。

パソコンを開くのが億劫でなくなった。これだけで確実に買った意味はあった。

この買い物に関してはメンタルと買い物の関係をしみじみと思い知らされたので、気が向いたらそのうち別記事で書こうと思う。

ほかにも何かあった気がするが、とりあえずぱっと頭に浮かんだ分だけ。