悪癖

kinokhronika
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ものごとを先延ばしにする悪癖がある。

飛行機の予約なんかは毎回そうで、いつも「もう遅いんじゃないか」とびくびくしながら航空会社のサイトを見に行く。本当に手遅れだったことは今のところない。最安値は売り切れ、くらいで済んでいる。

考えなきゃ、でも憂鬱、を繰り返しているうちに「もう遅いんじゃないか」が来る。自分で自分にプレッシャーをかけて一人で悩む、絵に描いたような負のスパイラルだ。

ここ10年くらい?で早割という制度が浸透したことの影響もある気がする。年寄りの昔話みたいになるが、飛行機の予約なんかは昔は2か月前からしかできなかった。今は早ければ半年前くらいから出ていると思う。

冷静に考えると「早い方が得」と「遅いと損」はイコールではないはずなのだが、そこをきれいに履き違えてお約束のように毎度自滅している。

もともとロングタームの思考は得意ではなかった。まず大学に入って履修登録をするときから単位のことを考えると憂鬱で、「そんな先のことまで考えられないよ」と思っていた。

さらに大体これが発生するときは比較的大きな金が絡む。旅行とか、大きめの買い物とか。それが先延ばしに拍車をかける。後悔したらどうしよう、と悩む。パソコンを買い替える時も、椅子を買い替える時もそうだった。馬鹿みたいに悩んで、自分を責めて、精神的に疲れてしまって寝込んだりした。

昔はここまでではなかったはずなのに、いつからなのかさっぱりわからない。

もうちょっと気楽にものを決めたい。