NVIDIA GeForce RTX 4090を乗せたPCを作った

kinzal
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生まれて初めてこんな高いPCを作った。

  • CPU: intel Core i7-14700KF

  • CPUクーラー: DeepCool AN600

  • メモリー: CORSAIR DDR5-5600MHz 32GB x 2

  • GPU: MSI GeForce RTX 4090 GAMING X SLIM 24G TRI FROZR 3

  • マザーボード: ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI

  • 電源ユニット: Cooler Master V SFX Platinum 1100W

  • ストレージ: WD BLACK M.2 SSD 1TB、WD BLACK M.2 SSD 4TB

  • ケース: Fractal Design Ridge

作った構成はこんな感じ。組んでるときに起動しなくて別にメモリを購入したり、最初に買ったCPUクーラーがマザボと干渉してハマらなくて書い直したりもした。

お値段はだいたい70万円ぐらい!!

Docker上に構築したComfyUIで画像生成をぶん回すとこんな感じ。

Fractal Design Ridgeのケースで温度がどうなるか心配だったけど、まぁ許容できるぐらいに収まっている。ただ、CPUクーラーが弱い&GPUの排熱がCPU側に行ってしまうのもあって、CPUとGPUが両方フルで動くとちょっと厳しいかも。

今の所はそこまでゲームしないので気にしてないけど、もしやり始めるならケースはATXのに変えて、CPUクーラーをもっと強いのにするかも。

購入動機

購入動機はいろいろあるけど大きく分けると2つある

  1. コストパフォーマンス

  2. サービスでは生成できないものがある

  3. 人権がない

1. コストパフォーマンス

だいたいこの1年間で25万円ぐらい生成AIのサービスにお金使ってる。(大部分はGPT-4)

何だかんだで生成AIサービスの方が優秀なケースが多く、お金を払うのは必要なことだと割り切っているけどいくら何でもお金注ぎ込みすぎかもとは思った。

ついでに画像生成系ではAUTOMATIC1111、ComfyUIなどなどOSSが最前線でこれを動かすのはだいたい時間課金。ちょっと機能が落ちてもいいならAkuma AIやLeonardo AIがクレジット課金であるけど、ちょっと生成をガチり始めると簡単にクレジットが枯渇しちゃう。

というので、画像生成を回すならもう自前でPC持った方が気兼ねなく試せるし、そっちの方がいいやと思った。

2. サービスでは生成できないものがある

生成AIサービスでは利用規約的に作れないものがあって、まずいケースだとBANをくらうものがある。

特にアダルト系では厳しくて、例えばOpen AIやMicrosoftのCopilotでは「女騎士とオークの○ックスしないと出られない部屋」というギャグSSの生成ができない。ギャグSSのためにBANされるのは割に合わない。

あとは最近話題になったけどAI彼女系とかも禁止されたし。

また、Google ColabでDriveに児童ポルノと判定される画像を置いてしまったときにBANのリスクがある。最初は警告だと思うけど。

Stable Diffusionはモデルによっては意図せず卑猥なものが生成されたり、NSFWフィルタを入れててもすり抜けるときはすり抜けてしまう。

というので、画像生成系だと意図せずリスクを負ったり、意図したときに作れないので必要だと思った。

3. 人権がない

ないわけじゃないけど、GPU持ってないとできないこと、面倒くさいことがあるなーというのはこの1年ずっと思ってた。

特に新しいものがGitHubやHugging Faceで公開されたさいにサクッと試すことができなくて、Colabのあの遅い環境に付き合わされたり、Colabで冪等性考える必要があったりやりにくさはあった。

あと、メインPCがMacなので、Windowsしかサポートがなかったりで試せないものも多かった。

GPUマシンを手に入れてどう?

まだComfyUIしか立ててないけど、気軽に画像生成できるのは本当にいい。

時間課金であとN分で作って落とさなきゃとか、クレジット課金であとNクレジットで完成させないととかないの良い。何か試したいと思ったらすぐ試せるの最高。

想定とちょっと違うのはRTX-4090もそんなに最強じゃないんだなと。

512x512とかは爆速で感動したけど、1024x1024とかだとやっぱりちょっと待たされる。まぁ他でやるより早いから試行錯誤しやすいけど。

あとはローカルLLM試したり、RVC試したり、Shoost試したり、これまでできなかったいろいろ環境整えていきたい。

AI使ってなにやりたいかなーといろいろ妄想してるけど、やりたいことは常駐するAIプロダクトを作りたいみたいなのちょっと思ってる。

方向性は2つあって、まず1つ目は伺かにAI組み込みたい。

https://github.com/k-kinzal/uka-rs

土台は作ってて、ここにAI突っ込んだゴーストやりたいとか、Macでも動くベースウェア作りたいとか妄想だけしてる。

2つ目はデスクトップを監視して、音声でやりとりできる支援AI作りたい。プログラムで言うモブプロみたいなの。

CopilotやAI AssitantとかAI使ったプログラミングをいろいろやってきたけど、テキストコミュニケーションは怠いというのちょっと思ってる。そうじゃなくて、画面にエラーが出たらN行目のここの書き方がおかしいかもねーとか、んーって唸ってたらテディベアになってくれるような世界になりたい。

まぁ時間ないけど。時間が無限に欲しい。誰か養って。