Suno AIをご存知ですか。
Suno AIはボーカル付きの曲を作成することのできる生成AIの一種です。
このSuno AIがバージョンアップしてWeb UIから歌詞とスタイルを指定して曲を作ることができるようになりました。
あまりにも楽しすぎてつい4曲も作ってしまいました。おかげで使い方がわかってきたので備忘録もかねてどのように作っているかを残します。
1. ChatGPTで作詞する
まずはGPT-4を使って作詞します。自分で書いてもいいのですが恥ずかしいですし///
今回は「しずかなインターネット」というタイトルで作詞を行います。
あなたは日本のPOPソングの作詞家です。
「しずかなインターネット」というタイトルで物語性のある曲の作詞を作成してください。
とくに[Chorus]は意識して同じ詞を繰り返しつつ、少しずつ変えてみてください。
回答は下記のフォーマートでお願いします。
[Short-Prelude]
[Verse]
<ここに作成した詞を入れる>
[Pre-Chorus]
<ここに作成した詞を入れる>
[Chorus]
<ここに作成した詞を入れる>
[Short-Interlude]
[Bridge]
<ここに作成した詞を入れる>
[Chorus]
<ここに作成した詞を入れる>
[Chorus]
<ここに作成した詞を入れる>
[Outro]
<ここに作成した詞を入れる>
[Coda]
プロンプト自体は試行錯誤していますが、最終的にこのあたりで落ち着いています。
[Short-Prelude] 静けさが包む、夜の網の中で
[Verse] 繋がる世界、無音の海に浮かぶ キーボードの灯り、心の影を映す 誰もが見る夢、言葉にならない願い 静かなインターネット、心の叫びを運ぶ
[Pre-Chorus] 画面越しに触れる、遠い誰かの声 光る星のように、小さくても輝く
[Chorus] この静かなインターネットで 君の声だけが響く 繋がっているのに、触れられない この距離を埋める言葉を探して
[Short-Interlude] 静寂が紡ぐ、つながりのメロディ
[Bridge] 見えない糸で結ばれた心 遠く離れていても感じる熱を 画面の向こうに広がる世界 私たちは一つになれるのかな
[Chorus] この静かなインターネットで 君の声がもっと聞きたい 届かない想い、温もりを求め この虚空を渡る言葉を送る
[Chorus] この静かなインターネットに 僕らの声が響いて 繋がっているのに、触れられない この距離を超えるメロディを奏でよう
[Outro] 照らされない夜空に、願いをこめて 静かなインターネット、心の光を探して
[Coda] 静けさの中で、光る一つの真実
作詞の生成は上記のようになります。あまり指示に従っていませんが、そのあたりは手で直せば良いので良しとします。
2. Sunoで曲を作る
Sunoで曲を作るためにWeb UIにログインして、メニューからCreate (Custom)を選択してください。ここでLyricsとStyle of Musicを入力して曲を作っていきます。
まず、入力するのはShort-PreludeとVerseだけになります。
[Short-Prelude]
[Verse]
静けさが包む、夜の網の中で
繋がる世界、無音の海に浮かぶ キーボードの灯り、心の影を映す 誰もが見る夢、言葉にならない願い 静かなインターネット、心の叫びを運ぶ
Suno AIは最大1分20秒(仕様未確認)までしか生成できません。そのため長い曲を作るなら良い塩梅のところで区切れることが大切になってきます。
Style of Musicは好きなものを入力してください。
Japanese pop music is popular on the Internet in the 2023s.
余談ですがゆっくり目の曲だとLyricsに入れても歌ってくれない、途中で切れるなどあるため、あまり長い曲を作るのに向いていません。そういう曲が好きな人はサブスクリプションに登録して成功するまで何度も生成すると良いと思います。
入力ができたらGenerateを押して待ちましょう。
曲ができると再生ボタンが表示されるので、実際に聞いて確認をしてください。ここでのポイントは下記の2点です。
最後まで歌っているか
好みの曲になっているか
もし、両方を満たしていなかったらガチャの時間ですね。納得できるまで生成し続けてください。
気に入った曲ができたら ... のメニューからContinue From This Clipを選んでください。
そうするとStyle of Musicの下にContinue Fromが設定され、曲を継続して生成することができるようになります。
あとは作成した詞をいれて、生成して、確認して、また続きを設定してを繰り返していくだけです。
[Pre-Chorus]
画面越しに触れる、遠い誰かの声 光る星のように、小さくても輝く
[Chorus]
この静かなインターネットで 君の声だけが響く 繋がっているのに、触れられない この距離を埋める言葉を探して
[Short-Interlude]
[Bridge]
静寂が紡ぐ、つながりのメロディ
見えない糸で結ばれた心 遠く離れていても感じる熱を 画面の向こうに広がる世界 私たちは一つになれるのかな
[Chorus]
この静かなインターネットで 君の声がもっと聞きたい 届かない想い、温もりを求め この虚空を渡る言葉を送る
[Chorus]
この静かなインターネットに 僕らの声が響いて 繋がっているのに、触れられない この距離を超えるメロディを奏でよう
[Outro]
照らされない夜空に、願いをこめて 静かなインターネット、心の光を探して
静けさの中で、光る一つの真実
[Coda]
詞の区切り方はChorusが入るように切るようにしています。これはChorusを同じ曲調で繰り返したいという意図で、おそらくSuno AIのUI的に1つ前の曲しか参照してなさそうだからという考えでやっています。これに意味があるかはわからないです。
3. 完成
というのでできました。しずかなインターネットの曲です。
今回は繋ぎ目で少し違和感がありますがこのあたりはガチャです。気になる人はガチャを引き続けましょう。僕は妥協しました。
ここまで手軽に曲を作れるとなると自分の好みを入力しておいて、そこから曲を生成しながら再生し続けるようなシステムとかも作ることができそうですね。Suno AIがAPIを公開したらかなり熱そうです。
(追記)
気づいていなかったのですが、この最後のClipでGet Whole Songを使うと結合したClipを作成できるようです。しかも繋ぎ目が自然になります。なってこった!