座ったテーブルの真ん中にオレンジ色のお花があって、それだけで運命だと思えた。いつも私に大丈夫をくれるお姉さんとマロンシャンテリーを食べた。ずっと食べてみたかったから目の前に置かれた時、本当に嬉しくてうっとりしてしまった。かわいいかわいいアイドルの白くてキラキラした衣装にそっくりで嬉しくなった。街中の光が集まって、グラスに反射して虹ができていて、それを2人で眺めて綺麗ですね〜!ってなったのもうれしかったな。雲ひとつない青い澄んだ空にあたたかなオレンジ色の光が差して、まるでお互いの好きが光ってるみたいだった。うれしかった。
お姉さんのお誕生日のプレゼントに、天使を連れてきた。わたしは祈っている天使。お姉さんの天使はガーネットを抱いて飛んでいる天使。お家に天使がやってきてから毎日お守りになっていて、心がぐらぐらしたときに守ってくれていたから、同じようにお守りになればいいなと思った。2人で指輪を眺めてにこにこしていたら、お店の店員さんに「お2人素敵ですね!どこのですか?天使!かわいい!」って沢山褒められてふふふって嬉しくなった。そうでしょう、そうでしょう、かわいい天使なの。それぞれ心を守ってくれる優しい天使。
それぞれ天使を連れて帰って、また会いましょう!の約束をした。大丈夫。沢山大丈夫を貰ってチャージした。帰り道に東京タワーが赤く点っていて、お姉さんのことを思い出して、天使にその景色を見せてあげた。うれしいね、うれしい。
素敵な星の栞も貰った。わたしだけの物語がある。その物語を共にできますように。次に会いましょう!の約束が果たせるまで、お守りにして生きる。