子どもの頃、「じゆうちょう」に好きな本について書いていた。
好きなキャラ、好きな物語、絵や文字で思いのたけを綴っていたそれは、自分が吐き出したいから書(描)いていたもので、誰に見せるものでもなく、書いては眺め、一人で楽しんでいるものだった。
長い時を経て、ようやくその「じゆうちょう」を再び手にすることができた。
それがくるっぷだ。くるっぷはTL型ブログである。オタク向けのSNSだとも言われているが、どちらかというとやっぱりブログなのである。くるっぷについて詳しく知りたい人は自分で調べてほしい。
くるっぷは文字も絵もどちらもまとめて出せるのがいい。まさに昔やっていた「じゆうちょう」である。
「自分」の為に「自分」が楽しむ為にアウトプットする。
これが私が一番やりたかったこと。
SNSをやっている間に自分でも気が付かないうちに段々と、最初は楽しいだけだった「アウトプット」に他者からの「評価」が気になるようになっていた。
いいねや感想をもらえたら嬉しい。嬉しいけれど、そのことに一喜一憂して、他者とその「数」を比較してしまうことは本当に馬鹿らしいことだ。
私はそのためにアウトプットしているわけではない。私が吐き出したいから出しているだけだ。私が「ああ、そうそう〜!そこが好きなんだよ〜!」とニマニマするために好きなものを書くのだ。
私はもう一度「じゆうちょう」を手に入れた。
今日もせっせと自分の為に書いて、描いている。