夜中に送るための本を梱包した。梱包にはとにかく神経を使う。息を止めていたい、実際半分くらい止まっている気がする。1冊の梱包にかかる時間はおよそ5分。ゆっくりやっているからだろうか。5分も息を止めてたらおしまいです。いっそ真空状態で作業したい。?
今回、梱包に使った紙は2種類ある。
2mm厚チップボール
チップボールに関しては、「よし送ろう!」と意気込んだ直後に「配達員さんがべこべこに折り曲げてポストに入れたらまずいのでは」と不安になり、郵送中に本が折れないための芯材として急いで買ってきたシロモノである。5mm厚くらいのも売っていた。めっちゃ分厚くて、持ってるだけで気分が高揚する。でもカッターで切るにはさすがに厳しいものを感じたので、2mmをレジへ。購入。帰宅。ザラっとしたグレーの質感が本の雰囲気に合っているようでなかなかよい感じである。
タブロは「タブロイド」が由来だろうか。藁半紙ほどではないけれど、触った感じがガサッとしており、でも薄く、やわやわな新聞紙みたいな紙ですね。この紙は、実は前回2022年の製本時に購入した紙で、結局使わずにしまわれていたのでした。満を持して出番が到来、カットして、さらにカットして梱包材(封筒)として使うことになりました。ちょっと沈んだグレーがうつくしいね。良い状態で保管しておいてよかったと思う。封筒を作ること自体フワッとしか考えていなくて、「あの『重要』『親展』『都市特殊…』の茶封筒がそのままポストに入るっていうのは、届いて受け取るまで気が気でない人もいるのでは」となって急いで考えた経緯がある。全部、急いで考えてるね。ハリボテのような計画性。

メッセージを添えるか悩んで、添えるなら手書きにするか印刷にするか悩んで、「これ以上付属物を増やすと邪魔なのでは」「開封後にうっかり紛失したら人によってはヒヤヒヤするのでは」となって、結論、TLでお見かけした絵師さんがやっていた手法を真似して、梱包材に直接書き込むことにした。間違いなくお洒落になった。自分は、手書きでもなんでもメッセージカードが入っていると嬉しくなって飛び上がってしまうタイプだけど、はたしてどうだったのでしょうかね。神のみぞしる…