現場ねこのきもち

kirinoblue
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公開:2025/3/1

現場ネコっていますよね

正しくは仕事猫らしい。そうだったの?

この「ヨシ!」みたいに現場が安全に保たれているか、ちらちら見てまわったりすることを、自分は生業としています。それ以外にもお茶を入れたり飲んだり雑草を刈り取ったりいろいろやっているんですが、いつもの如く割愛しておきます、主題でない

仕事場で小さく出火することが多々ありまして(あっちゃいけないんですが)、あらためて火災は慣れないなあと考えていました。火に対して人間が動揺したり恐怖を覚えるのって命や身の回りの安全が脅かされるからで、不安に思ったり恐怖を覚えたりするのは当然の反応なんですが、何度起きてもいわゆる「場慣れ」はしないんです。人によるかも。つまり、感情の「慣れ」って、もしかしたら会得するには相当手強いんじゃないのか、ということを書いておきたい

日常的にひどいことを言われていたり、何度も失恋したりしたとして、はたしてそういった状況・感情にも「慣れ」は働くのか

あまりそうとは思えない

そもそも単なる「慣れ」は手に入れられなくて「悟り?」とか「諦め」といった別の形で得られるようになる、のだろうか。向かってくるものを受け流せるようになるというより、鈍麻させる・通過させるが「感情の慣れ」だったりするのかも。

毎日キツいことを言われたとして、精神が慣れるより先に体調に影響が出るように、人間の感情に「慣れ」というものは存在しないのかな。なんだって喪失はいつもつらい、みたいな。件の度重なる小火騒ぎがきっかけでそんなようなことを考えていました。

・火が出た時の恐怖心には慣れない

でも

・火が出た後の対応には慣れる

おそってくる感情に慣れることはできないけど、それに紐付く行動自体は「慣れること/会得」ができる。「実践で場慣れする」というのは言い換えると「現場で対応できるようになるけど感情のコントロールまでは完全に対応しきれないから、その不安や恐怖は経験で穴埋めしてあげよう」ということなのかな。消防士さんのメンタルコントロールとか、気になりますね(軍隊とかはありますよね、たしかマニュアルで)

では。