タヒチの海の中からの眺めに魅せられたマティスは色とりどりの光と影を追っていったという。光と色への憧れは心の中を照らし続けていたのだろうか。
意味もなくにこにこしたくなってた。
太陽の光を感知した身体にあたたかい空気に包まれた感触が心に運ばれてくるのかもしれない。
楽しく快くうれしい時の胸の奥の柔らかなじんわりしたぬくもりに似ている。そのよろこびを光を感知した身体が思い出して反応してるのかもしれないと思った。
問題は解決せず困ったままなのに、気がついたらニコニコしてひと息ついてる。
春の陽気に助けられ集められた光が気持ちの底上げをしてるのだとしたら、今少し恵みを味わっていたい。