本記事は、最近受講している「書く講座」の事前課題として、先日出場した夜通し78㎞を歩く第55回佐久市強歩大会での体験を、詩の形式にしたためたものです。
「涙する回路」
なぜ涙が?
ながい道のり半ば過ぎ
人に突き動かされてないはず
何かを成し遂げてもないはず
直前、ワタシからの声を聞いたような
はじめての涙する回路
“よくここまで歩き続けることができたな”と聞こえたような
ワタシとの出会いにグッと
世界に対するときの、わたしの声ではなかった
各部分が結集したときの、わたしの声でもなかった
わたしの全てを見てきたワタシが
なんだかんだ、生きることを一番担ってきたところのワタシが
今やっと認めてくれたような
直後、激痛が脚に走る、不思議
それからは、自ら
頼り励まし信じることを識る道のりとなった
痛み止まずとも、この第二の回路は作動を続けた
いやー、詩は(も)難しい!!