日曜日だけれど早起きをして、うさぎたちのケージの片付けや引越しをした。こねこがうさぎたちのケージのうえに乗って移動をすると、あずあずのケージの天井がややたわむので、頑丈なやつを出してきて、いままでのやつをしまったりしたのだ。うさぎのケージは、組み立てはそう難しくないけれど片付けるのは難しい。というか、もともと入っていたはずのダンボールにパーツのすべてをおさめるのがものすごく困難。新品の折りたたみ傘を広げると、付属のふくろに二度としまうことができない現象に似ている。もちろんしまうことができるひともいるのだろうが、わたしはできない。なので、うさぎのケージもしまうのをあきらめ、ひとまず空いている部屋に保管しておくことにした。この、ひとまず、というのが発動して中途半端に片付け途中になっているものはけっこう多い。ゴールデンウィークにがんばってかたづけたい、と、毎年言っている。
早起きをしてケージいじりをしたあとは、こねことあずあずを連れて病院に行った。目的はこねこの体調確認とワクチン接種とフィラリアノミダニ予防、あずあずの避妊のまえの血液検査。ふたりとも健康そのものですくすくおおきく育っており、体重測定のときに「でっ……かいですねえ～」と先生におどろかれていた。こねこについては上部のふたが透明なキャリーに入っていたので、受付でも待合室でも診察室でも、会うひと会うひとみんなから「かわいい～！」とほめられ、そのたびに鳴いて返事をしていたのがなんだかあいらしく、いまでも思いだしてにこにこになってしまう。
そういえば、ワクチンを打ったあとに先生に「きょうは安静にしてくださいね」と言われたので「じゃあきょうは遊ばせないほうがいいですか？」とたずねてみたら、「まあ遊ばないのは無理でしょうからね。安静にしてくださいっていうのはおまじないみたいに言っているだけなので、まあいつも通りでいいですよ」と返されて、おまじないっていうことばをここで選ぶのはすごくよいなあと思った。