冬がふかまってゆくにつれ、朝に目をさますのが苦手になってゆきます。いままでは、ねこたちにごはんの準備をしてよと呼ばれたらすぐに起きていたのですが、このごろはうんうんと返事をしながらぐずぐずと毛布にもぐったり、今朝はとうとう呼ばれたことさえ気づかずに、アラームの何度目かのスヌーズでやっと起きたという有様です。
ねこはといえば、枕(もともとわたしが使っていましたが、ねこたちが気に入ったようなので、これはねこたちのものになりました。わたしはいま、薄手の毛布をまるめたやつを枕の代わりにしています)にずっしりとからだをあずけて、やっと起きたかいとあきれたようにわたしを見ていました。ごはんはいつも午前5時半くらいに準備をするのに、きょうわたしが起きたのは午前7時半。約2時間の遅刻ですし、なんなら家を出る時間に間に合うかどうかも微妙なところです。なので、あわててねこたちのごはんの準備とトイレ掃除をして、うさぎたちにはチモシーを補充して、部屋を飛び出してきました。
寝坊をしたときは、ねこたちうさぎたちのことが最優先になり、自分自身のことについては優先度がかなり下がるので、朝の準備をぎりぎりまで削った結果、じつはきょうわたしには眉毛がありません。もっとも、わたしの眉毛がなくて困る生きものはいないので、これからも寝坊した日は、とくに朝いつまでも眠っていたくなるような寒い日は、眉毛なしで過ごすのだろうと思います。