今年読んだ本2024

kitagawamac
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どうも、北川です。

今年は、会社での役割がプロダクトマネージャーからVPoE(Vice President of Engineering)に変わったため、これまでと毛色の違う本を多く読みました。主に組織開発や経営、戦略、チーム運営といったトピックを中心に、実務で必要に駆られて読んだ本となっています。

ちなみに私の読書スタイルは、まず斜め読みをして気になる部分を見つけたら、2回・3回と読み返すという方法です。そのため、すべての本を隅々までじっくり読むわけではないので、エッセンスだけを吸収しています。


組織開発

プロダクトの視点から組織を見る立場に変わったことで、チーム作りや運営に関する本を重点的に読み漁りました。

『「僕たちのチーム」のつくりかた』は、1on1や会議の効率的な進め方、組織をどう育てるかなど、これまで感覚的に行っていた内容を体系的に学べる一冊でした。組織の目標達成のためにメンバーをどう動かすべきか、という視点は、とても役立っています。

『世界最高のチーム』では、「心理的安全性」の重要性について深く掘り下げられています。組織のパフォーマンスを高める方法として他の本でもよく見かける不可欠な要素です。

『みんなのフィードバック大全』は、チーム振り返り会の導入を機に読みました。多忙な日々で疎かになりがちなフィードバックをどのように効果的に行うかが具体的に書かれており、常に心がけたい内容が詰まっています。


ビジネス

経営層との会話が増えたことから、ビジネスや戦略に関する本も読むようになりました。

『付加価値のつくりかた』は、プロダクトマネージャーにとってもおすすめの一冊です。「お客様のニーズを超えたものはムダになる」という考え方が明確に解説されており、価値を見極める力の重要性を学べます。

『武器としての戦略フレームワーク』では、問題解決やアイデア創出のための多くのツールが紹介されており、実務の引き出しを増やす助けとなっています。


3. デザイン・UX

プロダクトマネージャー時代にUX設計をデザイナー任せにしていたので、基礎知識や実践方法を学ぶために読みました。

『UXデザインの教科書』は、その名の通り、UXデザインの基本から応用までを網羅した内容で、初学者にも優しい一冊です。他のUX本を読んでいてわからない用語が説明されているので辞書的存在です。


4. スキルアップ・生産性

『エッセンシャル思考』は、今年読んだ本の中で最も影響を受けた一冊です。役職が上がるとやるべきことが増えますが、その中で「本当に集中すべきこと」を見極める思考法が身につきました。時間管理における優先順位のつけ方が根本的に変わったと思います。

『深津式プロンプト読本』は、業務でChatGPTを活用する機会が増えたため読んだ本です。より効果的に活用するための具体例が豊富に紹介されており、今ではChatGPTを使っていかないと業務がまわらない中で、日常業務に即活かせる一冊です。


最後に

自分が新しい分野に踏み入れる時は、とりあえずその界隈で有名そうな本を2~3冊一気に読んで見渡す、ということをよくやります。そんな感じで「組織開発」や「ビジネス戦略」の分野では多くの学びに触れることができました。

振り返ってみるとエンジニアらしい本が全くないので、来年は技術本ももう少し織り交ぜていこうと思いました。