[Spoiler alert / ネタバレ注意]
全ての本を入手したので《遍く宿りしもの》に関連する書籍についてまとめることにした。まとめていて思ったのだが、意外とヒントはあちらこちらに散らばっている!
何か見逃しがあったり間違いがあったりするかもしれないし、検閲が入って司書がどこかに連れて行かれたりするかもしれないが、随時更新していきたい。

01『カーボネックでの分裂』
「異端の一冊」を「ジェフリー修道院長の秘密」と呼ぶ場所に返したこと、「リミアの秘儀」のとある祈りによって取り出せることを告げる。彼は、本書をここまで読みしっかりと理解した者が決定すべき《歴史》を見出すことを望んでいる。
02『隠されし色』
「海の灰色の岩」にある、《浄域》を構成する三柱の《刻の神》の祠に保管されていることを明らかにした。それは一般の者たちの目には映らないが、「三日月鎌と日食」の術によって明かすことができる。
03『落日のセリアと終末について』
私は《浄域》の、十字の者の、ローデの前でその儀式を行う。私は最後の歴史を書こう。[a]

01『死からの逃亡』
「この件に関してより深く語る書物を見ることを許可された。だがその書物は『《番人の樹》の契約の石によって生じる影の中』に引き渡された」[b]
そして、「境界の戒律の中、九十九番目の瞬きが残された時」に取り出すことができるという。[c]
02『魔女の檻 アビニヨン版』
ニンは、眠る前に、髪を切ったり鏡を割ったり血を流したり「境界の戒律」や「不可侵の戒律」を唱えたりしないよう警告している――「どんなに安全な錠であっても、その鍵は必ず開いてしまう」
03『魔女の檻・挿絵入り ブルージュ版』
『魔女の檻 アビニヨン版』と同一文のため省略
04 太陽の部屋にある九回またたく時計 [d]
a. "《浄域》の、十字の者の、ローデの"は原文では "The Chancel, the Cruciate, and the Rode"
中英語のrodeは"a cross; a crucifix,"を意味し古英語のrodに由来。英語のroodのことらしいので(キリストの磔像のついている)十字架。
父と子と聖霊のように三位一体の教義かと思ったが、よく分からない。
b. "《番人の樹》の契約の石"について『緑碧玉の石板』より抜粋
おそらく、緑碧玉の石板から写されたものだろう。緑碧玉の石板とは、第五の杯の修道院に置かれている契約の石、つまり図書館が《番人の樹》の庇護下にあることを証明する印のことだ。
『白硬玉の石板』より抜粋
おそらく、白硬玉の石板から写されたものだろう。白硬玉の石板とは、緑繁る不死者の木立に置かれている契約の石、つまり図書館が《番人の樹》の庇護下にあることを証明する印のことだ。
いずれの石板も《番人の樹》の庇護下にある他の図書館に置かれている契約の石なので、沈黙の家にも同様のものがあると考えた。司書室にあった何かが彫られた石板は灯火3の非常に古いものだからあからさまに怪しい。
c. ここで問題になるのは"九十九番目の瞬きが残された時"だろう。原文は以下の通り。
'It can be retrieved if 'the ninety-ninth wink is reserved under the Edicts Liminal.'
九十九番目の瞬き=the ninety-ninth wink 、これをうたた寝=forty winksのようにwinkがsleepを意味する表現と考えると、99という数字から連想するのは(40のように短時間の眠りではなく)深い睡眠だ。なお9という数字に神性などの特別な意味を持たせているのかは不明。100のひとつ前というのが重要なのかもしれない。
d. 九回またたく時計(Ninewink Clock)
最強の目覚まし時計らしい。初見で九回またたく=9回時を打つ=9時間とイメージしてしまった為に九十九番目の瞬きの解釈で完全に躓いた。
またたくをblinkだと思い込んでwinkに気付けなかったのが敗因。