[Spoiler alert / ネタバレ注意]
『千の織り糸』または『素晴らしき造形』を読めば、結び目の祭壇で結び目の寺院を使用すれば《遍く宿りしもの》が入手できそうだと気が付く。
特に『素晴らしき造形』は本とスキルに同じマークがあるので間違えようがない。難易度は低。簡単すぎて《遍く宿りしもの》が誰かの手に渡る可能性を危惧してか、『素晴らしき造形』には軽率に"唱えるべきでない"旨が書かれている。
《遍く宿りしもの》『壁に記されしこと』の入手についてはもう少し複雑だ。『きらめき』にある地下やワームという言葉から聖テントレット、夢という言葉と聖テントレットの祭壇が月/蛾/開門/鱗であることから知覚境界の韻律(開門/薔薇)に行き着くが、『きらめき』で仄めかされているのは別のスキルの方である。難易度は中だが引っ掛け問題、ただし引っ掛かっても正解。
ここで《遍く宿りしもの》の入手とは別に気になるのが、聖テントレット(カラペイス・クロス)という存在だ。なんだか分からないけれど昆虫?甲殻類??それともモフモフ???
今回の記事はどうしても気になるのでカラペイス・クロスの"内にいる種族"について付記した。
※ カラペイス・クロスについては他にも書かれている本があるのだが、今回は"内にいる種族"に関するものだけに絞っている。

01『千の織り糸』
ある祭壇の根は神聖な泉から繋がっている。その祭壇に立ち、ここに記された祈りを唱えよう。日の光を目指す別の根が上がっていくかもしれない。
02『素晴らしき造形』
根は深く走る。結び目は残るー
最後の呼びかけは「根の修復」のためのもので、結び目の祭壇の前で唱えられるものだ……しかし不可解なことに、この呼びかけは絆の女祭司や、絆の秘儀に入門した者であっても唱えるべきでないとされる。
03『女王の変化』
ここで説明されている教え(一般に「丘と空洞」と呼ばれている)は変化前のラギアに関連するものだが、彼女が《赤の聖杯のあざな》となった今、それらは結び目の祭壇の前でも安全に使用できるかもしれない。[a]

01『きらめき』
最後に記録された彼らの夢はブランクルーグ島の地下にある「《ワーム》の宝石」だ。彼らがそこにある扉を開くときに使うものは、彼ら自身の指の骨から彫り出した鍵。[b]
02『塔はそびえーー』
この詩は、回る《流転》、回る《鎌首》、戻る《満ち引き》、戻る《卵》について語る。裂かれた空、開かれた心、きらめく瞳の夢について語る。それは最後に、いつか夢の中で、歴史の使者によって深淵の門の前で語られる、かもしれない、かもしれない、かもしれない、自身の結論について語る……[c]
03『塔は落ちーー』
この詩は、四つの翼を持つ戦争、四つの口を持つ王、四つの光線を持つ太陽、四つの角を持つ石について語る。潮に洗われた心の飢餓について語る。それは最後に、いつか夢の中で、歴史の使者によって深淵の門の前で語られる、かもしれない、かもしれない、かもしれない、自身の結論について語る……[d]
聖テントレットについて
『肝臓に潜む色』
四つの翼を持つ天使の格好をし、集まった者たちを猛烈に攻撃するために煙突や窓を這い下りる。[e]
カラペイス・クロスの
"内にいる種族" について"内にいる種族"が、特徴ある外観を捨て他の生物の姿を借りながらも性質を保持し生き長らえているのなら、石から来た神々が戻るとき元の姿へと変容する者もいるのかもしれない。
そうだ、そういう歴史を書こう。石から来た神々が帰還する……
『ククルビット囚人記録 1927年』
夢に関する犯罪を疑われた二人の囚人は、内なるカラペイス・クロスの性質を表出するよう命令され、彼らはセグラズ族(鎌状の偽甲殻類)の性質を身に纏う。残念なことに彼らは空気中での呼吸の能力を失ってしまう。一人は死に、もう一人はコラーズによって海に放たれた。
鱗翅目の展示(《聖杯》中心)
精査「よく見るとこれらはハチに似ているが、ヤドカリのようにほかの昆虫の羽や手足を取り入れているようだ。タイプライターで
セイヤクガ科 と書かれたカードがある。」鱗翅目の展示(《心臓》中心)
精査「これらの昆虫の持つ球根のような頭部は驚くほどたくさんの目に恵まれている。タイプライターで
サンジュウガ科 と書かれたカードがある。」[f]フレイザー・ストラスコイン
来たるべき時にまつわる事柄にて彼自身がカラペイス・クロスのスキーマフェクトラ族(「栄光の翼」を持つ者たち)の末裔だという確信を得た。
属性が元々 共感:カラペイス・クロス なのでさもありなん。
a. 「丘と空洞」は「丘、そして地下の虚ろ」のこと
b. 彼ら自身の指の骨から彫り出した鍵と書かれているので「復活、そして出現」の画像と一致する。
c. "いつか夢の中で"は「知覚境界の韻律」を想起させるが、これは『壁に記されしこと』の特性(眠りの中で紐解き目覚めた時には本の断片が書き留められているという性質)についての説明かもしれない。
「知覚境界の韻律」の説明文に"繊細な言葉のリズム"とあり、これは『塔はそびえーー』『塔は落ちーー』(ともにフォノグラフ)の話し手が"人間の聴覚を超えるほどに高く甘い声" "きしむような、ゴロゴロ鳴るような、不可能なほど深い声"で"不可解なほど説得力のある詩"を朗読している様子とも重なる。なおこれらのフォノグラフは初回読了時に教え:知覚境界の韻律が生成されることからも、結びついているスキルが「知覚境界の韻律」であるのは間違いない。
加えて聖テントレットの祭壇の説明文にある"
d. cと同様
関係ないが"いつか夢の中で、歴史の使者によって深淵の門の前で語られる、かもしれない、かもしれない、かもしれない"の部分がいかにもレコードらしくて素敵。
e. "四つの翼を持つ天使の格好"が聖テントレット像と一致する。
カラペイス・クロスのクロス(X)が4枚の羽を表しているのかは気になるところ。
f. 最初のカラペイス・クロスはスリティージ族(Thritige-kind, 中英語のthritiは30を意味し古英語ではþrītig)で、無数の目を持っていたらしい。
TRIGINTIDAE(サンジュウガ科)もラテン語の基数詞triginta(30)からきているのかもしれない。ローマ数字だとXXXなのもカラペイス・クロスにふさわしい気がする。