・4月の後半から実家に滞在している。仕事をして、2歳児と遊んで、0歳児を抱っこして。頭を動かしたり、感情が動いたりすることが少なく、こうして文章を書くのも変な感じがする。
・妹の第二子が生まれるにあたり、お兄ちゃんになる甥っ子の精神面や、家のことをしながら妹とそんな甥っ子(たち)の世話をする母の不安を少しでも和らげるため、2週間実家でリモートワークをしてGW期間まで滞在する計画を立てた。実家はマンションなのだが、色々あって伯母が実家の上の階の部屋を購入&リフォームしており、そこに机やベットを持ち込んで、仕事と寝るときだけ上の部屋で過ごすという体制。ありがたいことにしっかりとひとりの時間を確保することができ、快適に過ごしている。
・新生児は私がやってくる数日前に無事生まれ、初めはしょぼしょぼだったのに少しずつしっかりしてきている。なんだかシュッとしていて、イケメンになるのでは、と評判だ。わたしは専ら新生児の睡眠時間を確保するための見守り&トントン役を担当している。どきどきだった抱っこも比較的スムーズにできるようになった気がする。とてもかわいい。
・2歳児はワガママ盛り。注意をしても負けじと口答えしてきておもしろい。弟に対しては疎ましく思う気持ちを隠せないときもあるが、基本的には頑張ってお兄ちゃんをしている。「かわいいね」と声をかけたり、頭を撫でたり、おむつ替えのときには走っておむつを取りに行ったり。賢い子だから、頑張って闘っているのだなと思う。私はなるべく甥っ子に全力で付き合おうと努めているのだが、めんどうになってしまうこともある。妹や母はやっぱりすごいなと思う。
・4月前半はとにかく帰省に向けて準備しているような感じだったのだが、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読む&観るという大きな出来事もあった。随分前に図書館の貸し出し予約をしていたのだが、なんとこのタイミングで上下巻揃って手元にやってきたのだった。それを必死に読み上げ、読み終わって即翌日の映画のチケットをとった。
・まずは小説の感想。科学的な部分はほぼフィーリングで読んだので半分以上理解できていない気がするが、科学者ってすごい、知性ってすごい。彼らは何度絶望が訪れてもその度希望を見出す。それはあきらめない気持ちだけの問題ではなく、現実を受け入れて考えることができるからだ。昨今この世界は真っ当な知性が退けられることばかりだから、知性の勝利が描かれているのは嬉しかった。でもひとり分の知性でできることはほんの少しで、誰かの知性と協力すればもっとすごいことができる。それがまたこの作品の素晴らしいところ。とにかくバディって最高!そして緊張と興奮が続いたあとの穏やかなラストシーンがすごく好きだった。壮大な旅の果てにちゃんと彼のしあわせがあって良かった。
・映画は原作とは結構趣が異なる印象。科学!知性!な表現が少なく、普通な人が地球を救う友情と大冒険の物語にフォーカスした感じ。少しさみしい気もしたけど映画としてはそれが正しい選択なんだろうなと思う。読んでいてもイメージできない場面が多かったからそれが映像で理解できることが嬉しかったし、ビートルズを送り出すタイミングで流れるtwo of usが最高すぎて号泣。当たり前に時間が足りず説明が不足している感は否めないので、原作を読んだ上で観てめちゃくちゃ良かった。というか、「原作を読んですぐ映画を観る」ということが初めてだったので、すごく新鮮だった。こんなにいろんな発見があるんだ!と驚いたし、映画だからこそできることがあるんだなーとしみじみ感じた。とてもよい体験だった。

・あと数日でまた元の日常に戻る。きっとホッとするだろうけど、虚無感にも襲われるだろう。それがとてもこわい。