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ダイヤモンドは砕けない

よは
·
公開:2026/9/25

ジョジョの奇妙な冒険という作品を聞いたことがあるだろうか。聞いたことないと言う人は正直そういないだろうと思えるほど誰しもが知る有名作品であり、ある程度ネットに染まったオタクなら聞いたことのあるネットミームというものがある。かく言う自分がそうで、ミームばかり独り歩きして作品自体を知らないオタクだった。無駄無駄無駄ァ! 然り。貧弱貧弱ゥ! 然り。ぱっと浮かんだものがディオだけだった。

無知でい続けるのも自由だが、これほど多くの人が知っている作品なら名作に間違いない。面白いだろうという確信があった。

しかし、どうしてもジョジョシリーズを追う気にはなれなかった。歴史が長い。正直漫画を全部追うことはしんどいだろう。読むこともそうだが揃えることがしんどい。そう思いながらジョジョの存在を知りながら10年近く過ごしてきた。

話は少し逸れるが、我が家にある一番の長編漫画は銀魂だ。次点で暁のヨナとかドラゴンボール辺り。他は30巻ないくらいのものばかり。ジョジョは気になるけど、何十年も前からある作品。手を出さない方がいい気がする。そんなことを思いながら、2026年9月18日までは生きていた。

見る見る詐欺が横行する自分が見ようと決断した時のきっかけは忘れたが、少なくともフォロワーさんのオススメということもあって、ジョジョ4部のアニメを2026年9月19日、ついに視聴した。アニメからならサブスクにあって触れやすかったのだ。

なんでこんな面白い作品を今まで触れずに生きてこれた?

これを読んでいただけてる方で「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」をご覧になられたことがあるだろうか? 私はどんな話なのか、どんなキャラが出てくるのかもわからなかった。だからこそ新鮮で、ネタバレのことも何も気にせず見た。

出来る限りネタバレをなるべく避けた上で4部を表現するなら、日常に潜む闇。と言っても、その闇自体はただ平穏に暮らしたい。それだけであり、闇として存在しているのは本人の歪んだ性癖と悪びれのない性根だろう。

日常を描き、その上でスタンド能力者とのバトルも描く。回を増すごとに追う者と追われる者の話が濃くなっていき、最後は…………。

とにかく話が面白かった。サスペンスが好きで、胸糞悪い展開も最後はボコボコにしてスカッとする物語の構造がたまらなく自分自身にマッチしていた。

何よりも主人公の東方仗助が良かった。

ここからはオタクの主観が交じる。ずる賢くてバカっぽいヤンキーだが、年相応の子どもっぽさからくる素直じゃないところや、気に食わない相手に対して(例:岸辺露伴)ムキになるところも含めて屈折しているのに、信念が真っ直ぐだからすぐに矯正され、ダチ思いで自分の危機をわかっていても見捨てることのできない純粋さがたまらなく、可愛くて、頭が壊れるかと思っていた。オープニングやエンディングをじっ……と見ていて、表情もポーズもセクシーなことやってるのに本編を見ていれば本人は至って普通の、なんなら純情よりの高校生で、こんなの、頭が壊れる。あとしっかり頭が切れる。プッツンしやすいという方の切れるではなく状況を把握し対応するまでの適応力がおおよそ高校生ではない。いやプッツンもしやすかった。髪型をけなされると彼のルーツとなる存在の男をけなされるからという、憧れの人を目指す姿がまた良いが、髪型であんなに怒るかってくらい怒る。そこも正直愛おしくすらなっていた。よく考えれば、大切にしていることをけなされれば誰だって怒る。彼の場合はそれが過激なだけ。(言っておいてあれだが、だけと言うには無理があるかもしれない)

また、知らなかっただけでこれってジョジョが元ネタなんだと驚くミームが多かった。下品なんですが、その……とか(これ吉良吉影なのか……)。おれはバカだからよぉ、とか(これ億泰だったのか……)。しかしよく聞く おれバカだからわかんねえけどよ という言い方ではなかった。もしかしたら別のミームかもしれない。調べたら関連に億泰はいたので億泰が元ネタなのは間違いないのかもしれない。わからない。

名前だけ何故か知ってる吉良吉影とキラークイーン。この男は端的に言うならとんでもなかった。終始ハラハラして、誰がこの男に勝てるんだよと絶望していた。

岸辺露伴のことはずっと半沢直樹の仲間みたいな感じだと思っていたために(ドラマの存在を知っていたための中途半端認識)勘違いをしたまま生きることにならなくてよかった。初登場時は本当にヤバ男でドン引きしていたが回を増すごとに見直してしまった。5周回ってよかったと思えるキャラになった。あと だが断る って岸辺露伴なんだ。

そして現在、3部を見ている。1部は4部の合間に見てしまった。2部は今日見終わった。筋肉紳士ジョナサンに対してジョセフはおちゃらけボーイだったが、確かにジョースター家の血を感じる信念があった。ツェペリさん……シーザー……。

まだ承太郎のことを4部と3部の序盤までしか見てないためよくわからないが……その、オタクなことを言うのですが……めちゃくちゃ好きでして……承太郎かっこよすぎて……。

思い出した。ジョジョに何故ハマりたくなかったのか。面白いことなんてわかりきっていたのになぜ手を出さなかったのか。

過去に出たグッズや、開催していたコラボイベントや……もう手に入れられないものが多すぎるから……ハマりたくなかったんだ……。

そんなことを、つい最近近所で偶然見つけたジョジョのガチャガチャで手に入れた仗助を眺めながら、噛み締めている。

漫画は揃える。絶対にだ。

追伸。オラドラ作画の仗助のアクスタも買った。かっこよくて可愛い。