私には2人の子供がおり、2人ともスポーツ教室に通っている
このスポーツ教室はユニークな教室で、競技を絞らずいろんな競技を2ヶ月ごとに取り組んでみたり、運動以外に複数人で協力するゲームみたいなこともやっている
先生も短期的な上達とかよりも、子供が楽しく運動できたり自己肯定感とか自己効力感を上げることに意識が向いている印象
その教室で、先日先生が話した言葉が印象に残った
「失敗するのは悪いことだと思う?」
子供達からは「わるいことだとおもう」と返答が数名から上がる
「そうかな?先生はね。むしろ良いことかもしれないと思ってるよ。上手になるためにはいろんなチャレンジをしないといけないけど、思い切ってやったら失敗することもある。そうして、いろんな方法を試すことで上手なやり方を見つけられるよ。だから、失敗はしていいんだよ」
そして、実際に(この日はサッカーだったので)何度かボールをパスするお手本を見せて失敗パターンを見せた。弱く蹴りすぎたパターンと強く蹴りすぎたパターン。そして、この両方の失敗を元にちょうどいい蹴り方をしたパターン。
こうして、実際の動きとともに教わると子供達にも印象に残るのかなぁ
そして、このことは大人でも当てはまると感じる
マネージャーをしていた頃、なかなか行動に移せない人に話を聞くといろいろ言っているが総じて「失敗が怖い。失敗したくない」と言っていた
失敗しても構わないから、チャレンジしよう的な後押しをしてみて、行動できる人もいるが、できない人もいる
行動してみた後、行動しただけでオールオッケーと私は思ったのだが、「上手く行かなかった…」とショックを受ける人は案外多い
ただ、よくよく考えてみると
これって変だなと思う
誰だって一撃で成功なんてできないはずだからだ。失敗を重ねていく中で少しづつ成功確率が上がるもの
むしろ、「え?あなたは一撃で成功できると思ってたの?」とすら思ってしまう
「どーせ一撃で上手くはいかないんだから」「(度合いによるが)失敗しても命を取られるわけじゃないし、マネージャーにカバーしてもらおう」
くらいに思って思い切った行動を取った方が結果的に上手くいく。なぜなら試行回数が増えて改善できるから
「上手くできないからやらない」ではなく、「上手くできないからやる」のマインドを大切にしていきたい