ソフトウェアエンジニアやプログラマーに対するイメージと実際のギャップ

kkeeth
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Web エンジニアやプログラマーに対する一般的なイメージと実状にはギャップがある.以前 Web 業界ではない友人と話した時,いくつかのエピソードを貰ったのでネタとして書いてみた.

※タイトルは Web Developer と言っても良いが,この辺は厳密性は重要ではないので割愛💁‍♂️

  1. 即座にどんな問題も解決できる

    エンジニアやプログラマーも新しい問題に直面すると,問題の調査や学習が必要となる.もちろん全知全能ではないので,時には解決までに時間がかかったり,そもそも解決できないことも全然ある.速攻で解決できる人がいたら以下のいずれかだと思われる.

    • それはたまたまその問題の解決策を知っていた

    • 今までの経験値から当たりをつけたらそれが当たっていた

    • 歴戦の勇者でデバッグ能力に長けており,爆速で解決できる猛者だった

  2. 常にコードを書いている or コードばかり書いている

    実際の仕事はコーディングだけではない.というかむしろ先行事例やライブラリなどをググる時間のほうが多く,コードを書く時間のほうが短いのではないかなと.後はプロジェクトの計画,諸々の設計,チームミーティング,ドキュメント作成など,多岐にわたる業務が含まれるのでやはりコードばかり書いてはいない.もっというと,コードを書かないでバリュー出せるならそれが一番生産性が高いので,書かないならそれに越したことはない(と言う派です).

  1. 社交的ではなく1人で仕事を行うことを好む

    上記と被るが,多くのエンジニアやプログラマーはチームで協力し,コミュニケーションを取りながら仕事を進めるもの.そのため,思った以上に社交的だったりする(個人差はあり).むしろ他の部署やチームメンバーと積極的に関わることはとても重要で,1人で仕事を行うことを好むかもしれないが,お話することも厭わなかったり,コミュニケーションが好きなエンジニアも意外といる.

    後は関係値が重要かも.趣味の話や一度飲みに行ったりしただけで関係地が作られ,グッとコミュニケーションしやすくなる.このステップ踏むだけで結構変わる印象.よっぽどのことがない限りは話しかけられることそのものを嫌う人はいないと思うが,集中しているときに話しかけられると嫌悪感を示される可能性があるので注意したい or slack 等で先に確認をすべし.コミュニケーションもスリーウェイハンドシェイクをしよう.

  1. 数学が得意

    そもそも「数学を得意」と言える人はそんなに多くないのでは?私は大学院修士まで数学の一分野のとある値について研究をしていたが,数学の世界の門を開いただけで,「あ,これは俺は無理だわ」と思ってしまった経験があり,その道に進む人はそのまま数学の世界にどっぷり浸かり,Web 業界で仕事をしていないすらあるんじゃないかなと.逆に言えば,それくらい数学の世界の美しさはそれくらい魅力と魔力がある.

    また一部のプログラミングには数学が必要になることもあるが,全てのエンジニアやプログラマーが高度な数学を使うわけではない.ソフトウェア開発ではやはり工学的な思考を用いるケースが多く,いかに組み合わせるか,いかに組み上げるか,といった方面の論理的思考や問題解決能力がより重要視されると思う.

  1. 最新技術に常に詳しい

    ソフトウェア技術の進化・変化は速く,すべての最新技術に精通するのは物理的に不可能かと.たまにかなり幅広く,かつ深くキャッチアップされている凄腕エンジニアの方もいらっしゃるが,レアケース.(それでもいらっしゃるというのも事実なので,何食ってどういう生活したらそうなるんだ…!)

    またエンジニアは学ぶものについて専門分野や興味に大きく依存する.そのため得意とする技術や知識も異なるが,領域や分野を絞るのであれば最新技術に常に詳しい人は結構いるかなと.

  2. オフィス製品に詳しい

    ど定番なネタだが,残念ながらそんなに詳しくないw

    Excel や Spreadsheet でいくつか関数を使いこなすくらいはするかもしれないが,それはエンジニアやプログラマーじゃなくてもされている方は多い.強いて言うなら,Google App Script は我々技術サイドの人のほうが長けている可能性は高いし,新たに触るとなっても早くキャッチアップして書けるとは思うが.

…などなど他にもいくつかあるが,昔の友人と喋ったときに出たものはこんな感じ.結構外からの印象は違うんだなーと思ったし,やはり我々は特殊な業界で専門的な仕事をしているんだなという感触を受けた.別に閉じた世界で仕事をしているつもりはないし,なんなら最近は OSS(Open Source Software) や OKR(Open Knowledge Sharing) の文化があり,知の共有が盛んに行われている.

とはいえ,同じ業界内でしか知見は回っていないのでギャップが生まれるのも仕方ないが,外に開かれて言っても良いなーというのが個人の感覚です.

ではでは(=゚ω゚)ノ

@kkeeth
今日は今日の風が吹く 世の中楽しんだもん勝ち