原作未読。でも原作の評判がしっかりついててトリガーな時点でまちがいないよなと思うし、まあその通りで手放しでとても楽しく見れるアニメ。舞台はダンジョンだけど見せ場としては日常ものなので、テンポが悪いと悲惨なことになってしまうのだろうけど、さすが、調理シーンの気持ちの良いこと。
料理の色設?に前からテリツヤ料理イラストで見知ってた絵描きさんが抜擢されてたのには面白いことするなと思ったしたぶん拡散効果もあるし料理に対するリスペクトも感じていいなと思う。
背景美術は個人的にもいつも見ているファンタジーお得意のインスパイア―ドさんだし。とくに自然系は3Dで緻密さを稼いで見映えを上げる手が使えないから美術のウェイトは大きいと思う。ほどよい青の入れ方が美しい。さらにはEDイラスト見て原作者さんカラーも上手い!と思ったし、美術担当の得意の方向性とそもそもの相性がいいんだなとも思った。
そして個人的にメインのキャストさんのおちついたお芝居が好き。テンポは大事だけど、コメディで過剰に上ずったり裏返ったりしない、とてもいい塩梅で、全体の質の高さと相まってすごく見やすいと思う。上がり過ぎない下がり過ぎない温度感というか。こういう感じもっと増えるといいのになーと思う。アニメたくさん見るけど、実は作り声っぽく感じる演技やアニメ独特のテンション高いところで一本調子になってしまう系のお芝居は苦手。声優さんあまり詳しくないので存じ上げない方が多いような?と思ったけどたぶん実際そこまでファンがめっちゃいる!みたいな方たちではなさそうなんだけど(ごめんなさい)、こういう、ちゃんと感情芝居やコメディがあっても嘘っぽくならず・飽きずに聞きやすい役者さん、もっともっと評価されてほしいな。(ちゃんとウケて笑いながら見てるよ)ぶっちゃけすごく名前の通っているあの人やあの人に似てるな~と思う声質の持ち主だったりもするんだけど、こちらのキャストの方々のほうがお芝居好きだなと思ってしまう。
ちなみに完全に余談だけど、2話見ながら薪ストーブで鍋食べてたらうちの猫がネズミつかまえてきて、地に足のついた(?)ファンタジーとややファンタジー田舎寄りの現実とがちょっとぐっちゃになってんな?と思った夜だった。