なんで東京に来たんだっけ Part3

klim0824
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SNSが好きだったし、今でも好きだ。2008年にTwitterと出会ってからどっぷり浸かった。毎日毎日飽きることなくTwitterを眺めていたし、WebとかSNSの在り方に関する記事も読み漁った。今でも生活の一部だ。TwitterはほぼROM専のような使い方になったけど、他のSNSで毎日のように投稿している。

楽しい話題も多かったし、もちろん悲しくなったり嫌な話題も多かったけれど、微妙に気にかかったのはオフ会の話題だった。学校や職場とは異なる交友関係が、地元以外の場所では気軽に展開されている、そんな風に見えていた。それに、楽しそうだった。

地元ではオフ会ではないけれども、様々な人と会える場所に首を突っ込むことが多かった。広く浅く、色々なバックボーンを抱えた人達と関われた。そこで色々な人がいるということが知れたし、これが今の価値観の礎にもなっている。

そういえば、1回だけ地元でTwitterのオフ会があった。こんな地元でもオフ会ができるんだと嬉しくなったし、とても楽しかった。ネット上での話題をリアルでもできる場というのは貴重だったから。

その後、Twitterで地元を盛り上げようという活動が行われていて、これにも首を突っ込んでみたが、思ったような場所ではなかった。地元を盛り上げるための手段としてTwitterを活用しているという方向性が自分には合わなかった。あくまでもネットやTwitter上で形成されたコミュニティがリアルに波及するのが楽しいのであって、その逆はあまり強い関心を持てなかった。それはそれで地元の活動も楽しんではいたけれど。

インターネットやWebが生まれて、今までには無かった価値観がリアルに波及するプロセスが好きで、リアルの価値観がインターネットやWebに影響を与えることは当時の自分にとってあまり好きになれなかった。でも、今となってはインターネットやWebはリアルと地続きになったので、受け入れざるを得なかった。閑話休題。

そんなこんなで「東京に来たら、オフ会が気軽にできるかもしれない」という淡い期待を持ちながら生活していた。そんな中、リアルの生活が微妙になったので、一念発起して関東に飛び出した。今までやってみたかったことが一気に実現できる環境になった。

定期的にオフ会に参加した。もっとも、とある人がよくオフ会を開催する方で、その方に乗っかることが多かった。あまり特定の人に頼るのも申し訳ないなと思いつつ、それ以外のオフ会はあまり観測範囲に引っかからなかったので、あとは自分で何とかするしかなかった。ちなみに、その人とはオフ会以外でも二人で映画を見に行ったりしたり、色々お世話になっている。本当に感謝している。

職場以外の人とも色々とお話できる機会が得られる場所に来れたので、意を決して東京に来て良かったと心から思っている。