久しぶりに雑記を書くつもりが、それどころではなくなりました。
今でこそ乙女ゲー(それも特定のメーカーのもののみ)と古いアプリゲーだけひたすらやってるライトゲームユーザーですが、物心ついた時にはコントローラーを握っており家でも学校でもゲームについて管を巻き、約9年半前に某ゲームで膝に矢を受ける少し前までは(※敢えての古典表現)大作アクションゲームやら海外のRPGなどを主にプレイしているような、ガチゲーマーと呼んでも支障ないだろう人物でした。当時は「いや私なぞまだまだぬるい方で」と本気で思っていたのでただ「ゲーム好き」と自称していましたが。
それなりにゲームをこなしていると「おすすめのゲーム」という話題とよく出くわしますが、これが難しい。どれだけ世に持て囃されていても欠点のないゲームは少ないし、それでなくともゲームも人の好みも多種多様。相手の好みをある程度理解した上で「それならこれは楽しめるかもしれないけどどうですか」と提案に留めるのが関の山でしたが、そんな中でも「御託はいいからやれ」と超火力で万人に勧めたくなる、いわゆる神ゲーと私がみなせるのが『Brothers - A Tale of Two Sons』と『大神』の2本でした。
ただ『大神』は勧めることを避けてもいました。実情をちゃんと把握できているか自信がないまま書くと、販売元のカプコンこそ現存していますが、開発スタッフが所属していたクローバースタジオは解散、やがてSEEDS、プラチナゲームズ、また『エルシャダイ』を生み出したイグニッション・エンターテイメント・リミテッドなど別組織に移りました。ゲームは人の手によって創られるもの。創った人が報われるべきなのにカプコンだけにお金を落としてもどれだけ意味があるのか。そんな思いで私はカプコンから後に出された『大神伝』も、『絶景版』などのリマスターや移植も、コラボカフェもグッズも、その名が忘れられない状況には喜びつつもすべて静観して見送ってきました。
それが、出る。ついに出る。販売カプコンで。生みの親である神谷さんの指揮の下。旧スタッフも集まった、つまりあの『大神』に関わった人たちの手による正統続編が。人の移動どころか出入りの激しいゲーム業界で、これは奇跡に近いのではないか。
このニュースを見てからずっとお祭り状態なのですが、正統続編に繋がる今こそ声を大にして言える。
全人類、『大神』をやってください。
あらゆる要素が丁寧に緻密に最高水準で創られた、ゲーム史に残る、いえ残さなければいけない最高傑作です。この国の美しさが存分に描かれた魂のゲームです。XboxでもPSでもSwitchでもSteamでもできるからやってください。アクションが苦手? やってください。 テキストアドベンチャー以外は操作が難しくて無理? やってください。いいからやってくださいお願いします。本当に本当に本当に良いゲームなんですやってください頼むから。
ちなみに2024年12月14日からはSwitch以外でやはりカプコンの和風ゲーム『祇』とのセット販売も開始されるそうです。わあお得ー! 『祇』は気になってたしちょうどゲーミングPCも入手したこの機にやろうかな。
そして肝心の続編ですが。
旧スタッフが集結したと言ってもゲームを取り巻く環境は当時と今では大きく異なるでしょう。長くゲームを遊んできた人ほど、思い出のゲームの続編が期待外れで裏切られたような苦い気持ちになった経験があるでしょう。私もある。けどそれでも思うんだ。信じろと。このメンバーなら、少なくとも今できる最高を絶対に出してくれる。そう信じられる喜びを、今ものすごい勢いで噛み締めています。本当に嬉しい。本当に、本当に本当に本当に本当に楽しみです。
そして流れで思い出してしまった。開発中止になった、人と竜とのバディアクションゲーム『スケイルバウンド』もいつかやりたいなー!!