なんだかお久しぶりです。長文感想記事があったからそうでもない? それは何より。皆様お元気でしょうか。私はいわゆる認知機能やら自律神経やらが傷んでおり、読むのも書くのも聞くのも話すのもきつい、考え事できない、電子画面を見ると目が眩む、すなわち好きなこと何一つできない、あれっなんで生きてるんだっけ?! となかなか素敵な事態に陥っております。図書館の近くに行っただけで具合が悪くなったときは「それはもはや私じゃなくない?」と軽くショックを受けた。
ピークよりは少しずつながら回復してまして(なのでこうして記事を書いている)、長めに歩いても体に変な痛みが出なくなってきました。すなわち散歩が解禁です。いえーい。あと歌うことは大丈夫そうなので、そういう身体活動になるべく専念して脳を労ってみてます。久しぶりにピアノも弾いてみたいけど、なかなかターンが回ってこない。
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そうこうしている内に長年の止まり木だったXがすっかり騒がしくなり、試しに鍵をかけて、他のSNSへの移行も視野に今後の使い方を模索し始めました。とは言っても生成AIの許可とか、ブロック機能の仕様変更とかが直接的な原因ではありません。Xという場がもう私向きではないのではと思ったからです。
「Xは対戦型ソーシャルメディアだ。X is the PvP of social media」(2024年2月)
――X / Twitter、ブロックしても相手は投稿が読めるよう仕様変更。イーロン・マスク氏がブロック廃止を進める理由 | テクノエッジ TechnoEdge(2024.9.24)
私はTwitterをSNSではなくブログの延長線上として使っていました。初期の運営者も「TwitterはSNSではなくミニブログ」と言っていたような記憶もあります。それがSNSに、それもPvP……要は論争の場となったなら、私の求めるものではなくなったということです。
論争により衆目を集めて利益化するには、人間の脳が持つ原始的な機能に訴えるのが手っ取り早い手段です。すなわちネガティブな意見を、大仰に、攻撃的に放ち、負の感情を煽る。多くのマスメディアが採用しており、私が厭い続けてきたものです。ブロック機能の仕様変更はこうした手段を促進するでしょう。おすすめ欄もそのアカウントが好むだろうポストだけではなく、“論争”が進むような不快なポストも流れやすくなりそうです。既にそうなってるのかもしれない。
それは今の私が目指す方向性とは真逆です。こちとら某ゲームの悪口雑言を綴った人気記事を「もうそういう時代ではない」と紙に封じてネットの海からは爆散させてまだ1年も経ってないんですよ。なんでそういう時代を始めてるんですかXは。
それでなくとも、日本国内においてXは官公庁やらマスメディアやらも蔓延る“表通り”となりました。日陰者としてはこれだけでもう居心地が悪いし、そういう環境下での論争や炎上は洒落になりません。“裏通り”時代の雰囲気が残る風刺的なジョークポストすらもバズればマスコミがマジポストかのように取り上げて負の感情を煽る道具にされる。こんな場で何をどう話し、反応しろというのか。
いま使っているXのアカウントは“裏通り”時代からのもので、本当に好き勝手なことを綴ってきました。だからたまに10年近く前のツイート(当時)にどこからともなくいいねやリポストが飛んでくると、不安に駆られるのです。このツイートが意図せぬ形で解釈されたら。利用されたら。炎上したら。実際のところ結構変なアカウントからの妙な文脈でのリポストは数年前から散見されます。
加えて言うならリアルとネットの境が曖昧になった昨今、過去のツイートから垢バレ身バレのリスクが高まりました。こんな爆弾を抱えながら生きてくのは負担が大きすぎる。かと言ってアカウントを削除すればタイムスタンプが失われて功績をパクられるリスクもあってそれもそれで面白くないし(現状すでに私のツイート内容に基づいたアイコンにしているアカウントがあります)、この大量の蓄積を消すのも忍びない。情報収集の場としては有益なので今のTLやおすすめ欄を構築し直すこと(≒アカウントの作り直し)も腰が重い。
思考力が落ちてる今は考え事をしてもろくなことがないのは分かっているものの、思考力が落ちてるからこそなのかグルグルグルグル考えてしまい、とりあえず人の目を避けるために鍵をかけてみました。Twilogが鍵アカからもログを取得してくれるようになったので従来通りポストしても良さそうですが、「Xはもう私向きの場ではない」と一度思うとポストしづらくなったし、まず認知機能が落ちてて言語活動したくないし、というか私が何か書く意義ってもうなくない? とかグルグル考えてしまっていて手をこまねいている状態です。
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いや、まあ、何か書く意義はあるのでしょう。それを実感させてもらえる感想をずっといただいてきました。けど心身が落ちてる今はこう考えてしまうのです。
そもそも人として大事なものが欠落しているので、なけなしの知識を総動員して頭をフル回転させたところで肝心なことには思い至れず誤解にしかならない。そんな私が何かを書いたところで有害でしかなくないか。
誰かの役には立ってきた。それは良い、ありがたいと思う、けれど私自身はどうなんだろう。心身を削って、無知と無能と恥を晒してまで書いて、今の私にメリットは何かあるのだろうか。これがまったく思いつかない。
かと言って「もう何も書きませーん!」と思い切れるわけでもなく、というのは以前も少し書いた気がしますが、じゃあどこでなら、何なら書けるかを実験し始めたところです。実験場はこちら。
■ Xの新規アカウント→ @_kmgtr
「旧Twitter時代のアカウントは鍵をかけて収蔵し、現Xに対応した新規アカウントで出直してみるか」という思考に基づいて生まれました。これなら表通りになったことを踏まえた振る舞いをして悪意渦巻く世の中に多少なりとも貢献できるかなという。抽選企画とかに参加したいためという説もある……のですが、どうも今は「Xで不特定の人の目に留まることがもう怖い」というターンのようで、活用できずにいます。
■ Xの原アカウント→ @_akaza(※鍵)
鍵をかけると余人の目に怯えなくて済むし私のポストに興味がある人だけにダイレクトにお届けできるので楽! ということで懲りずに使ってます。でも何を書くかは模索中。どうせ大半はミュートしてるだろうしそれでなくとも私のような弱小アカウントの無価値ポストなぞ大半がTLから間引かれてるだろ。
Twilogは公開しているので、ポスト状況はそちらからご確認いただけます。けど垢バレ身バレのリスクを考えるとこちらも非公開にするべきか考え中。
■ 翡翠SINGS
イラストSNSやバーチャル同人誌即売会場の運営もしている会社の、ポストTwitterなSNS(2024年10月現在アルファ版)。個人情報の漏洩で一時期騒ぎになった会社ですが、その後の対応が素晴らしくものづくりへの姿勢も真摯で逆に信用できて、もうまるごと全部ここに任せちゃえばよくない? と使い始めました。話題の生成AIも規約で禁止するなど、とにかく対応が速くてストレスフリー。
メアドひとつで3つまでアカウントを持てるので、日常用、創作本丸用、掃き溜め用(鍵)と分けて使ってみてますが、今のところいい感じです。とはいえ日常用アカウントはXともども内容の方向性を模索中。人口が少なくて淋しいのはありつつ、それはそれで利点でもあるかなと。
こっそり持ってるXの創作用アカウントはそのうち消してこちらに一本化しようと思ってます。
■ しずかなインターネット(ここ)
愛してる。
けど書きたい話題があまり思いつかず更新が滞っております。過去記事も「有害では」と思ってしまってるので、ぼちぼち非公開にしていくと思います。気分が変わったら再公開するだろうけどいつ変わるか、本当に変わるかはわからない。
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今のところこんな感じで。
引っ越し先だとブルースカイやタイッツー、クロスフォリオなどがよく話題に上がってますが、旧Twitterの運営陣は現Xより嫌いなのでブルースカイはなし、タイッツーは特定の話題は禁止してるらしく治安は守られるかもしれないけど言論の自由が阻害されてるのは煽動より好ましくないので保留、クロスフォリオはうーんそんなに絵を描くわけでもないしなーと遠くから見守ってます。元々人付き合いの悪い私が複数のSNSを運用したところで、手間に見合う対価も得られないだろうし。
ぐだぐだ考えてますが「やっぱなんか違ったな!」とあっさり元の体制に戻すかもしれない。とりあえずは色々試して負担なくできる形を探っていきます。
ではまた1ヶ月以内に更新……できるかな……本当に話題が思いつかないんだよな…………。