ドラマのなにたべ、ケンジの優しさが漫画より分かりやすく表現されている気がする。シロさんの元カレやら元カノやらにめちゃくちゃ嫉妬するし、独占欲も強め。決して聖人君子って訳じゃないけど、とても優しい。
映画のケンジが「誰かの嬉しいはやっぱり嬉しい」って言ってたのがすごくよくて、ケンジって優しい人で、その優しいをストレートに表現することができる人なんだろうなって。シロさんの分かりにくいような分かりやすいような、意識してるのかしてないのかの優しさにも気が付けるのはケンジだからだと思う。
実写なにたべ、色々入れてくれるんだけど、入れてくれるものがキャラクターの解像度を上げてくれるんだよね。上のケンジのセリフもそうなんだけど、なにたべ2の8話のシロさんが「ケンジのことを思い出すとしたら、た玉ねぎ」って言ったのが、もうぎゅんって心臓を掴まれた。あと、シロさんが何気ないケンジとの日常について「ああ、俺は今、幸せなんと」みたいなこと考えるシーンも、心臓ぎゅんってなった。
普段はケンジの分かりやすい「シロさん好き!」が強いけど、たまに出るシロさんの「ケンジといると幸せなんだ」ってやつ、大好き。自分も今のなんともない日常を大切にしようってなる。主人や息子と過ごす毎日は、時々不満もあるけど概ね満足してるし、この日常をイコール幸せって感じているかと言われると実感湧いてないけど、家族の「美味しい!」を聞くと嬉しくなるので、幸せなんだと思う。