春も目の前だというのに、夏にした旅の話をする。理由は簡単で、どこかに記そうと思いつつも、今まで記さないままになっていたから。
個人的にやっている企画の日本制覇への道※で東北が空いていたのと、JR東日本の株主優待を使いたい(距離が長ければ長いほどお得)という理由から、2023年の夏は秋田と青森を1泊2日で旅した。
ちなみに2022年の夏は、遠野と新花巻(岩手)を旅したので、2年連続で東北への夏の旅となった。
※2024年3月現在の達成状況(31/47)、通過および滞在30分以内は含まない
1日目
旅の始まりは秋田から。
秋田新幹線に乗るのは初めてで、通過待ちがあるのが斬新だった。ミニ新幹線らしいといえば、らしいのだけれど。
秋田に着いてから次の予定まで時間があったので、ねぶり流し館、旧金子家住宅、秋田市立赤れんが郷土館を訪ねてから、お昼に稲庭うどんを食べた。
生麺と乾麺の食べ比べ(めんつゆとごまだれ) with 比内地鶏の焼き鳥セット。
乾麺の稲庭うどんはいただきもので食べたことがあって、かなり好みだなという印象だったのだけれど、 生麺は初めてだった。それぞれに合う、つけだれが違うのが面白かった。
それで、次の予定が何かというと、リゾートしらかみに乗ること。
秋田と青森に行くのなら、乗っておきたいなと思ったのだ。観光列車の実績解除もしたかったし、よくある観光列車は特急だけど、リゾートしらかみは快速なので、リーズナブルでもあるし。
事前にえきねっとで指定席だけ取っておいて、現地で五能線フリーパスを買うのがおすすめ。五能線フリーパスは、秋田〜青森の片道だけで元が取れるので、心配になる。
観光列車なので、徐行運転をする区間や停車時間を多めに取っている駅もあって、秋田〜青森で、約6時間30分の乗車時間になる。なので、おやつを準備した。
秋田駅前のスーパーで売っていた(スーパーで扱われているローカル商品が好きなので、旅先では必ずスーパーに行く)そのスーパー限定のバナナボートと、リゾートしらかみ車内の無人販売コーナーで買った中まで赤〜いりんごジュース。
リゾートしらかみ車内の無人販売コーナーでは、沿線のおやつやリゾートしらかみグッズ、あきお&つがにゃんのグッズなどが売られていた。
区間が長いので、同じ列車から見える景色でも、空模様とあわせてがらりと変わる。普段見ている海と比べると、日本海は静かでどこか寂しさを感じた。
そんなこんなで、やっと青森に到着した。駅ビルの店は、ほとんどが閉店準備を始めていた。
2日目
普段は、朝早く出かけてしまうか、チェックアウトギリギリまで寝ているかのどちらかで、ホテルの朝食を付けることは滅多にないのだけれど、今回は朝食を目当てにホテルを選んだ。
青森のものを食べられると口コミで見たからだ。せっかくその土地に来たのなら、その土地のものを食べたい。実際、ホテルの朝食バイキングの王道とともに、多くの青森らしいメニューがあって良かった。
改めて写真を見ると、卵がたくさんあるのはここだけの話。
ホテルをチェックアウトして、まずは青森県観光物産館アスパムの展望台へ。
展望台からは、海が見えて、船が見えて、橋が見える。横浜にほんの少し似てるなって親近感がわいた。
展望台にいた、かわいいキャラクターたち。
次に向かったのは、青森に行くなら絶対にルートに加える!と思っていた青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸!
中は博物館みたいにいろんな展示がある。甲板の上にも出られるし、海の向こうまで見える。映像や写真でしか知らない青函連絡船を実際に見て回れたのが良かった。
いつか北海道側に保存されている青函連絡船にも行ってみたい。
船のすぐそばには、津軽海峡冬景色の歌謡碑があった。上野発の夜行列車も今では過去のものになってしまった。
ねぶたの家ワ・ラッセで、ねぶたも見た。
本物のねぶたはとっても大きくて、迫力があった。金魚のも、前に百段階段で見たのよりも大きくてかわいかった。
そして、旅のトリを飾るのは、三内丸山遺跡。教科書で見たやつだ!!!!
教科書で見たやつを見に行くのが好きです。
こういうところって、ネームバリューのわりに結構空いていることが多いんだけど、三内丸山遺跡は違った。夏休みだったのもあるのだろうけど、激混みだった。びっくりした。
建物の中を通って、広い遺跡に出るのも面白かった。
トンネルを抜けると雪国ではないパターン。
お昼も三内丸山遺跡内にあるレストランで食べた。
栗、どんぐり(!)、長芋が練り込まれている縄文うどんはもちもちで美味しかった。冷麺の食感に近いかも。
パフェはせっかくなので、グレードアップして「極」が付いている方を選んだ。土偶クッキーのインパクトはもちろん、味も良かった。
と、いうわけで1泊2日の旅が終わった。東北だから涼しいかと思っていたが、むしろ暑かった。
ぎっちり日程に見えるかもしれないけど、見たいところを満遍なく見られて良かった。秋田も青森も広いので、他の場所にも足を運んでみたい。