旅行の楽しみ方

koala
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X(旧Twitter)で、旅行の楽しみ方についてやや炎上しているポストがあった

日本人は遊びを知らない、旅行に行けばギチギチに日程を入れている。ゆっくりと楽しむことを知らないからという主張だ

炎上は主語を大きくすればするほど燃えるものであり今回も「日本人」という大きな主語を使っており、さらに人の趣味や価値観にケチをつければ、燃えるのは当たり前であるが

ただここで炎上のことを語りたいのではなく、旅行の楽しみ方について語りたい

僕自身も若い頃といってもまだ十数年前のことだが、旅行に行くとなればギチギチに予定を入れていた

ただ年齢とともにギチギチに予定を入れる旅行はしなくなった

同じ旅館・ホテルに2泊してゆっくり過ごす旅行を楽しむようになってきた

それでもたまに実質0泊で往復500km以上のドライブ旅行を楽しみたいと思うこともある。サラリーマン時代にはよくしていた旅行だ

サラリーマン時代、連休を取るのが難しく1日のみの休みが月に8日程度あるという感じだったこともあったため、仕事を終えて帰宅して夜7時から出発し、夜中は車の中で寝て、朝から遠方の地を楽しむというものだ

夕方くらいに帰路について、自宅につくのは日付が変わるか変わらないかくらい。ただし翌日の仕事は午後からの出社に設定出来たので、ゆっくりと寝られた

結婚してからは、こういう旅行は妻の「無茶なことはしないで」ということでほとんどしなくなったが、振り返ってみれば楽しい経験だ

こういった車中泊のみの旅行の最長距離は往復で約1000kmだった

福島県に住んでいる時で、石川県の山代温泉までひたすら走って明け方の4時くらいに到着して、朝8時頃まで寝て山代温泉などを楽しみ、夕方に帰路についた

当時は上記のようにフルフラットになるワンボックスカーにエアマットを敷いて比較的快適に寝られるようにしていた

さすがに今はこれほどの距離の弾丸旅行は出来ないが、楽しい思い出は残っている

でも若い頃から比較的、ホテル・旅館に泊まる時はチェックイン時刻にチェックインして、チェックアウトギリギリまで滞在するのが普通だった

貧乏性ということもあるがせっかく普段泊まらないところに泊まるのなら、出来る限り長くいたいと思ったからだ

また同じ宿に連泊するよりは、異なる宿に1泊ずつする方が楽しかった

それが今だと同じ宿に2泊して中日は近隣をゆっくりと観光するというスタイルになっている

旅行の楽しみ方というのは、年齢とともに変わる場合もあるし、歳を重ねてもたまに無茶な旅行を楽しみたいと思うことだってある

だからこそもっと自由に旅のスタイルは選んでも良い

もちろん人に迷惑をかける行為や禁止事項(車中泊禁止の場所で寝るとか)は問題外だが、それ以外なら自分の好きなスタイルで旅行を楽しんだもの勝ちだ

なお今では日常を旅行にすることにしている

札幌に移住してコロナ禍であまり出かけられなくなったが、札幌という観光地で過ごすことで毎日が旅行だった

今は鎌倉に移住したが、近隣に有名な観光スポットがあり、ここでも毎日が旅行であり、毎日が旅行中で楽しんでいる

これほど贅沢な旅行があるだろうか

@koala
鈴木こあら と申します。 たまにブログ書いています。情報サイトも作っています。 kamakura.press suzukidesu.com