しずかなインターネットを始めてみて。

こばん
·

このサイトで日々の「心のおしゃべり」を書き始めて、感じたこと。

その時の自分がどう感じ、何を考えたのか、後から振り返れるのが楽しい。

一方で、それが人の目に触れる可能性があることは恥ずかしい。

と、2つの感情を抱いてる。

特に、最近は執筆活動に熱が入るのが、お酒が入って寝付けない夜のことが多い。

だから、勢いに任せて書いてしまって「恥」が勝ってるかもしれない。

でも、消さないし非公開にはしない。

おかしな文章があれば、直しはするけど。

自分の内面の半分くらいは表に出てこないから、ここで残りを出せるように頑張ってるので、続けられる限りは続けたい。

この執筆活動を今の所続けられている理由は、しずかなインターネットの機能にあると思う。

まず「いいね」がないのが良い。

いいねがあると、ある程度は人に良いと思われたいって感情が働くし、承認欲求を満たすための文章になってしまう。

そして、誰からも「いいね」をもらえないと続けるのが辛くなるかもしれない。

そうならないから、ちょうど良い。

他人の目を気にせず好きなことをありのままに書ける。

一方で、閲覧数と滞在時間だけは見ることができる。

これも良い。

この執筆活動の目的が「自分の内省と外の世界の接点を作ること」なので、誰かに見られる可能性がないなら、書く目的が失われる。

それなら紙の日記とか、オフラインのメモアプリにでも書いていれば良い。

でも、それだと続けられる自信はない。

このサイトだと、閲覧者は誰かも分からない第三者だし、見られたくないって気持ちも無くはないけど

アンチは100%出てこないし、もし批判的なコメントが来たとしても、ミュートされるらしい。

だから、心理的安全性が保たれているのが良い。

まぁ、だらだらと感情を書き綴ってるだけなので、自分に興味がない層は読まないだろうし、読んだとしてもすぐ離脱するだろう。

Xのプロフィールに、そっと載せてるだけなので、よっぽど物好きじゃないと、ここに辿り着かないだろう。

そして、そんな物好きさんが、このサイトを読んでくれて、1㍉でも共感とか、気付きとか、何か感情を動かせられているのであれば、嬉しい。

そして、それが滞在時間として表示されているのだろうし、

すでに滞在時間は1600分を超えていて、合わせると誰か一人の人間の1日を、24時間を、もらえたようなので、満足。

あと最後に、感想レターの機能も気に入ってる。

感想レターは、一方通行のメッセージ機能で

メッセージが来ても、それに対して返信ができない。

でも、返信ありきだと

「返信しないといけない」っていう義務感が生まれたり、

「いつ、返信のラリーを辞めたら良いだろうか」「自分から終わりを切り出すか、相手から切り出されるのを待つか」みたいな会話の出口を探して迷子になったり、

たまに難しく感じる。

そういうキャッチボール機能が取り除かれているのが、逆に良かったりする。

本当に「しずかな」インターネット、「しずかな」SNS、だなと感じる。

でも、一切リアクションがないのも寂しかったりするもので。

そんな時に、レターが届いたら嬉しくて嬉しくて、幸せな気持ちに包まれる。

そんな気持ちをレターの送り主に伝える手段はないのだけれど。

伝えたくても、伝えられない。

そのもどかしさも、良かったりする。

なんだろう。

文通みたいな。

レスポンスを返そうにも、リアクションを伝えようにも、すぐには返信ができない。

自分は文通をする時代に生まれてない。

LINEが普及した時代にスマホを持ち始め、即レスができる環境が当たり前。

そんな慌ただしい時代に生まれたからこそ、

昔の手紙のやり取りに憧れたりする。

そのすぐ伝えられない歯がゆさが、趣き深くて良い。

そんな、しずかなインターネットの世界は、

心の平穏が侵されることはないし

感想レターで心が温まるし

平和な世界です。

自分は飽き性なのでブログみたいに続かないかもしれないけれど、

ブログみたいに頑張って考えて書かなくてよいし、文章構成も練らなくて良いし、

飽きるまでは続けてみる。

こばん

@koban
フリー看護師。