この4月に上京して一人暮らしを始め、正社員として訪問看護をしている。
少し生活が落ち着いてきたことと、
最近、書くことから離れてしまっていたので、
良い機会だし、
東京に行く選択をした理由を言語化する。
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昨年の末に、
フリー看護師として3年間やってきて、ふと看護師としての方向性に悩んだ。
その時、目の前には3つの道があった。
1つ目は、大学教員になること。
恩師の紹介を受け、大学院への進学を目指しつつ、地元滋賀の大学で教員として一からキャリアをスタートさせる道。
2つ目は、上京して訪看をすること。
看護師として、SNSを含め精力的に活動している友人の誘いに乗って、東京に出て訪問看護をする道。
3つ目は、フリー看護師を続けること。
実家で暮らしながら、これまでの人脈に頼って仕事をし、新しい仕事も探しつつ、ゆるゆるとフリー看護師を続ける道。
結果的に、2つ目の道に進んだのだが、
なぜ、看護師の方向性に悩んだのか?
なぜ、2つ目の選択肢を選んだのか?
深掘りしておきたい。
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方向性に悩んだのは、
人生において「仕事」へのモチベーションが低くなってきていたからだ。
お金の勉強をして、無駄な支出のないミニマリストな生活をして、仕事より健康に重きを置いて、ゆるゆるとストレスの少ない生活を作り上げてきた。
「荒波」のような刺激のある人生ではなく、
変化の少ない「凪」のような人生。
そういう価値観に寄せていったときに、怖くなった。
看護師としても、社会人としても、現状維持を続け、このまま30年、40年と、現役引退まで働き続けられるのか。
自分の看護師としての市場価値は、若さと行動力が大きく、それで色々な人と繋がって仕事をもらって、楽しくフリー看護師をしてきたけれど
若くなくなって、行動力も落ちたら、看護師としての市場価値が無くなるんじゃないか。
そういう感覚に襲われた。
だから、何か変化を起こさないといけない、と思い悩んだ。
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最初は、1つ目の道を選んでいた。
大学教員の内定をもらって、家族も周りも皆、4月から地元で大学教員をやると思っていただろう。
でも、3月末のギリギリになって、内定を辞退し、そして東京に来た。
この選択が、最善だったのかは分からないし、恩師をはじめ、内定をいただいた大学にも迷惑をかけた。
家族や周りを驚かせただろうし、1週間でバタバタと準備をして、内見もせずに新住居を決めて、身一つで上京した。
なぜ、この道を選んだのか。
それは、大学教員として安定的な道に進み、またイチから地道にキャリアを築くことより、
右も左も分からない東京での一人暮らし、
そして友人が切り盛りしている訪問看護ステーションを更に大きくしていくことに、ワクワクしたからだ。
慣れない土地、久しぶりの一人暮らし、物価も高く、支出を抑えることも難しい。
100%ストレスは大きくなるだろうけど、そういう荒波に揉まれないと、看護師として、人としての成長に繋がらないと感じたからだ。
5年間の資産形成で、貯金ゼロから1000万の大台目前だったし、滋賀での暮らしを続けていたら達成できたけれど、
金融資産を取るのか、人的資本を取るのか。
100歳まで生きると仮定した時に、取るべき選択肢は後者だと感じた。
お金がかかろうと、ストレスが多かろうと、
「挑戦」する選択肢を選んで、後悔したことはこれまでない。
1ヶ月経って、確かに東京での生活は色々と大変だけれど、
必ずこの挑戦は身を結ぶと確信している。
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こうやって、
考えを文章として整理して、
深掘りして、形に残すことは、
自分の中での決意表明になるし、
あとで読み直して、モチベーション維持にも繋がる
と、感じてる。
こばん