宇宙解説動画を見て思い出したこと

それは遡ること4年前。社会人成り立ての1年目、職場の環境に馴染めない上にミスが続き、冬の新潟特有の日照時間の短さによるセロトニン不足も相まって俺は完全に病んでいた。

そのころの自分はYouTubeで専ら宇宙の解説動画を見続けていた。それはもう帰ってから寝るまでずっと動画を流し続けるくらいには。

宇宙というのはなんでもスケールがデカい。太陽よりも遥かに大きな星々。その星々が属する銀河。更にその銀河が属する銀河団。極めつけは超銀河団。そして観測可能な宇宙というのは138億光年らしい。138億光年なんて言われも全くピンとこない。規模がデカすぎて想像できる人などいないだろう。なんなら観測可能な宇宙の外もあるらしい。

このスケールの中では地球なんてノミのような存在だろう。まして人類など遥かに矮小だ。

そう考えると自分の悩みがしょうもなく、どうでもよく思えてきた。この広い宇宙でいち人間ごときに何ができるのだ。俺が何かをしでかしたところで宇宙が崩壊するわけでもない。そう思うようになってきて多少は気持ちが軽くなったことを記憶している。

このことを友人に話したら末期だと笑われた。

宇宙動画にハマりだすのは精神状態がやばいことになっているサインに違いない(大嘘)

ではまたの機会に。