「やりがい・自己実現・成長」という呪い

小太り
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多くの人にとって、仕事って日々の生活費を稼ぐ手段だと思う。それ以上でも以下でもないが、会社の知名度・収入の多さで競い合ったりする。

現代は「やりがいを持てる仕事を!」「仕事で自己実現・成長しよう!」という宗派が幅を利かせている。

ぼくも「自分も熱中できる仕事を探さないと」と焦っていたが、10年ぐらい仕事しても見つからないし、仕事って基本的には大変な作業で、20%ぐらいの楽しさがあるものだと思う。

毎日の業務は退屈だったり、しんどかったりするけど、月に1回ぐらい「おお!」と思う瞬間や成果が出たりする。

仕事内容が自分にそこそこ合っていて、人間関係も耐えられるレベルだったら、もうそれで合格ラインを超えてないか?

生きるための手段だった仕事に多くと求め出すと、理想と現実のギャップで苦しむことになる。毎日のメールチェック・報告と共有・会議の設定・地味な残業、多くの人がこなしているであろうルーティーン業務に自己実現もクソもない。

自己実現・成長・やりがい、本当にうるせーと思ってます。

@kobu
コメダ珈琲のモーニングを食べる生活を送っています。