ゾロナミ解釈をぶちまけておく。

いしばし
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公開:2024/2/10

YouTubeでワンピの無限放送をやっているのでちょっとワノ国編を見て、ゾロの覇王色に沸き、ゾロナミを再び見たいとPixivを見たところでそこに広がっていたのがひたすらな恋愛であまりにも解釈不一致を拗らせてしまい、自分なりの解釈むしゃむしゃを残しておきたいと思って筆を執ったのです。

①ゾロの弱点は「女性(特にナミとたしぎ)」

 苦手なものではなく、弱点で、公式で出されているものです。苦手というわけではなく弱点なので、弱くなっちゃうということですよね。要はこいつらを人質に取られたらひるむし、こいつらには手玉に取られちゃうということです。最高。たしぎは敵なのでいいとして(いいとして?)、味方に弱点がいるというのもまた、ゾロらしからぬ一面だと思うのです。だから弱点であるナミは、ある意味守る対象であるともいえる。

 それは、ゾロという野望のある人間にとっては邪魔になるようなものではないか。しかしそれでも仲間にナミがいて、それが弱点になってしまうというのは彼のやさしさというか、信頼が垣間見えるというものではないでしょうか。

②ゾロは2番目の仲間、ナミは3番目の仲間

これは間違いなくオタクの妄想なのですが、ナミが最初に信用したのはルフィではなくゾロだと思います。

③ゾロは21歳、ナミは20歳で1歳差

 これは私が多少の年齢差が好きなので挙げたポイントです。ゾロのほうが年上だけどナミの尻に敷かれている。それもいい。でも、基本的な航海の指揮は航海士であるナミが執る。だけど、ウソップが抜けたときやルフィがビビやサボを助けに行こうとしたときにとめるなど、麦わらの一味の仲間たちの全体の方針を指揮しているのはゾロだと思うのです。このある意味別のベクトルで麦わらの一味の両翼感、この二人が屋台骨を支えている感じがとても萌える。基本的にナミはゾロのバカな行動に拳で服従させるし、仲間の命を預かっている立場です。でも、感情的な面では少しもろい。そういう面で一味を支えることはできないけれど、冷たいけれど冷たくないやさしさで、それぞれが野望や夢を持つ一味がその道をたがえないように支えているのはゾロ。ある意味ゾロは仲間の夢を預かっていると言えます。

ウソップ離反時のゾロ

夢のある人間たちに恋愛をさせるな!あほちん!

 正直、このふたりにあるのは信頼関係以上でも以下でもありません。ただ逆に、理屈なく信頼関係が唯一成立しているのがこのふたりだと思うんです。女だから、剣士だから、航海士だから、仲間だから、みたいな〇〇だからみたいな理由なく、無条件な信頼関係というのが見えるような気がするんです。

 ゾロは世界一の剣豪になるため、ナミは世界中の海図を書くため。それぞれなかなかに叶えるのが難しい野望を持っていて、その実現のためにまっすぐ進んでいる人たちです。恋愛関係というのは一見美しいようにみえるけれど、この夢にむかってまっすぐ突き進むふたりがお互いでがんじがらめになるようなものは足かせになるように思えてならない。ふたりは海賊王のクルーで、ルフィと一味を支えて、それぞれの夢に向かうお互いの背中を押す。そういう純粋でピュア中のピュアな信頼関係がこの二人の究極解ではないでしょうか。