気圧なのかなんなのか今週はずっと体が重く体調がおしまいだった。
仕事が嫌なだけかと思ったが、昨日の土曜日も頭が痛く目の奥が重く、平日の朝かと思うほどヨタヨタとリビングを歩いた。これは良くないと思い、とりあえず休日のお楽しみとなっているコーヒーを淹れようとしたら、器具を準備した段階でサーバーの上でポワンと弾けるあの淹れたてのコーヒーの香りが頭に浮かんで体が全力で拒否しているのか気持ち悪くなった。机の上に並べかけたコーヒー器具をしまい、ルイボスティーのパックをマグカップに入れてお湯を注ぎすする。美味くてまずい。
外から見るとささいな体調不良だが、これ系の不調はじわじわと追い詰められ、まずい。とりあえず今週は月が大きく満月に近かったことを思い出し、きっと月の満ち欠けが関係しているんだと思うことにする。そして内科と耳鼻科にも行き、薬もたくさんもらう。スピリチュアルと現代医療の掛け合わせでなんとか落ちつかせ、ルイボスティーを飲みながらたまに仮眠し土曜を終える。
今日の朝、頭の重さはあるが昨日よりはましに感じる。甘いものとコーヒーを飲もうかと思ったが、回復時に調子に乗るとよくないのでやめる。なんとなく体の重さは今週甘いものを食べすぎていたことにも起因するように思えたので珍しくちゃんと朝食を作ることにした。
プチヴェールのグラタン風である。グラタンよりキッシュの上って言った方が近いかもしれない。
プチヴェールという野菜は先月初めて知って、ケールと芽キャベツの掛け合わせらしい。あまみはあるけどあっさりしていてとても美味しい。
プチヴェールをさっと茹でて耐熱皿に並べ、卵と牛乳と味噌を混ぜた卵液を注ぎ、チーズを乗せて焼くと完成。塩味を味噌にする(四季ダンチューからの教え)と、少しもったりして濃厚になるので、生クリームの代わりに牛乳でも十分満足できる感じがする。
食パンは最近パン屋さんで買っている。少しお高いが、市販のものと別ものというほど味に違いがあるので、プライスレスだと思っている。
今、三浦哲哉さんの「自炊者になるための26週」という本を読んでいて、その中で『パンを安く抑えて、浮いた分をバターにつぎ込むのが賢い選択です』という1文があるが、手作りの食パンは本当においしい(というか市販のものと別もの)なので、ここだけは自分の感覚を採用し、パン屋で食パンを買い続けている。
こんなことを言っているが、引用部分の章も含めてすごくおもしろい本なので買ってよかった。
少し話がずれるが、上の世代の人って異様にバターにこだわりがある人が多い気がする(本当に勝手な感覚だが50〜70代)。バターって確かに甘くみてはいけない気がするが、それにしても食への興味有無に関わらず、ベースのこだわり値が高いように思う。以前の方がバターが身近だったのか、なんなのか。
バターについてあまり考えたことがなかったので来週末まで覚えていたら、色々試してみようと思う。