病み上がりのスパイスぜんざい

koenmeshi
·

お正月にインフルにかかり、どれが初夢か分からないくらい色んな種類の悪夢をつなぎ合わせて見ていたのだが、三連休でやっと回復した。

体力のつけ始めにはスパイスだろうということで、ずっと食べたかったぜんざいに、スパイスを入れて作ることにした。

お餅は昨年のが2個余っていたので、目をつぶってありがとうと言いながらおでこに餅を当てる。餡はないのでつぶあんをスーパーに買いに行く。私が家で本当の寝正月をしている間にスーパーは通常営業に戻っているみたいだった。

水にホールのシナモンと八角とクローブを入れて色が出てくるまでぐつぐつ煮る。香りが良すぎるので換気扇を消す。あ〜いい香りだ〜とキッチンに突っ立っている。元気って最高。

お餅が焼けたらスパイスの鍋もいい感じになっているので、お茶碗につぶあんを適量出し、そこに茶漉しをセットしてスパイス水を入れてといていく。鍋からお茶碗に水を移すとき、香りがポカンと小さく爆発するように顔周りに広がる。ゆるく溶けたつぶあんにお餅を乗っけて出来上がりである。

八角はかわいいので、茶漉しから取って飾りで乗っけました。

ほっこり系のスパイスを入れたので、小豆の優しい味を、懐かしさと安心する香りがさらに包むようでじわーっと元気が出てくる。

病み上がりのたびに、コロナのとき熱が下がった後も香りや味が1ヶ月くらいしなくてつらかったことを思い出し、熱が下がってすぐに美味しい食べ物を味わえる幸せを感じる。

餅が美味しくてすぐに無くなってしまったので新たに買いに行った。この中のうちのいくつかは2025年に回るのか〜と思い、今年は健康第一で頑張ろうと思う。

@koenmeshi
ごはんと器をつぶやく