昨日と今日はかなり楽だが、7月の終わりから猛暑日が続いていた。暑さで眠れなくなった。ベッドの上でゲームをしたり雑誌を読んだり動画を見たりする。姿勢が崩れる。気がつくと恐ろしく身体が凝っていた。普段からストレートネック持ちなのに肩、背中。肩甲骨までがちがちのごりごりである。暑さのせいでストレッチも怠けがちだった。すべて自業自得なのだがしまったと思った。
数日様子を見る。多少ましになっている気はするが楽にならない。どうしたものか。
以前住んでいた部屋は近くに鍼灸治療院があった。そこでぐりぐりしてもらえば治るのだが。このぐりぐりとはもちろん鍼を打つことである。小さな鍼でツボを刺激するのだ。この鍼は痛くない方がいいという人と痛い方がいい人がおり、自分は痛い方がいい派だった。その方が効いている気がするし、せっかく鍼を打ちに行って痛くないと損をした気持ちになる。
鍼を打ったあとはどっと疲労感が出る。そのあと帰って入浴して寝ると嘘みたいに楽になった。
しかし、今住んでいる処にそんな治療院はない。なにか方法ははないものか。あれこれ考ながらドラッグストアの湿布のコーナーを眺めていると、お灸が3種類並んでいた。
お灸か。うちふたつは火をつけるタイプらしく、残りのひとつは貼るだけのタイプだった。貼るだけのタイプは大容量で安かった。
シャンプーとビスケットと貼るお灸を買って店を出た。家に着いてすぐに開封する。肌色の湿布というか、テープを四角くカットしたようなかんじだ。台紙から剥がすと湿布の匂いがする。これなら温湿布でいいのでは、とちょと思った。
左右の肩甲骨の近くとその上と、うなじに2枚ずつ貼った。昭和のおばあちゃんが背中に貼る、四角いシールのようなものを思いだした。実際には見たことがないがイラストでは定番である。あれはこれか。
しかしあまり効く気がしない。まあいいや、安かったし。
その後、数時間家事やら勉強やら読書やらして気がつくと、背中の凝りは治っていた。効いたのだ。びっくりした。
残りのうなじもかなり楽になった。今はストレッチと組み合わせてうなじにだけ貼っている。
こうして自分はおばあちゃんへの道の第一歩を踏み出した。優しく上品なお年寄りになるか、あやしげなばあさんになるかで今迷っている。
Kohana
2026/08/04