抜歯の後日談

kohana
·
公開:2026/3/1

2月のはじめに抜歯をした。右上の奥、第七臼歯である。虫歯が根を溶かしていたため、今までにない大きな抜歯となった。

どうにか抜けて大きな腫れや痛みもなく順調に回復している。今日はその抜歯後の経過を書いてみる。

抜歯直後は骨がむき出しになっているため、時折ひりっとした痛みが出た。これは1週間ほどでなくなった。食べ物は反対側で噛んでいた。そのせいか反対の上の歯茎に傷がつくことが多かった。

歯磨きは傷を避けて行った。すすぎも弱め。しかし傷の穴に食べかすが入り、食後や起き抜けに排出されることがあった。特に朝の歯磨きのあと口をすすぐとぼろぼろっと大量の食べかすが出る。今は収まったがストレスだった。この穴は内側から少しずつ肉ができて埋まってゆくそうだ。

すすいだ水には小さな赤い繊維のようなものが混じることがあった。傷を塞ぐためにできる血餅というかさぶたの欠片であるらしい。そういえば今年はまだ一度も餅を食べていない。奥歯に大穴を開けた状態で年を越したためである。真空の鏡餅をひとつ買ってあるので、そろそろ食べてもいいかもしれない。

抜いて半月ほどは、抜いた歯の前の歯の角が頬の内側に当たって気になった。その後、両側でものを噛むようにした頃から気にならなくなっていった。傷を庇うために噛み方のバランスが崩れていたのかもしれない。

歯を抜いたことによってむき出しになった、ひとつ前の歯の奥の側面(説明しにくいが、遠心面というらしい)は歯ブラシが届きにくいため、フロスでさっと擦ってケアをしている。ほかの歯の間にももちろんフロスを通しているが、また歯がどうにかなったらどうしよう、とかなり緊張する。メンタルへのダメージは思ったより大きい。

自分の抜歯した歯は個人差こそあるものの、噛み合わせや輪郭への影響は少ないらしい。そのため入れ歯やブリッジをしない人も少なくない。自分も当面はなしで様子を見るつもりだ。

たいへんな1ヶ月だったが少しずつ慣れてきている。正直自分にとっては、周りに合わせて流行のものに興味があるふりをして生きる方がきつい。これは子供の頃からずっと頑張ってきたがまだ慣れない。

(ので少し前に諦めた)

2026/03/01

Kohana

@kohana
エッセイとAuto fiction。 自分の言葉を取り戻すリハビリのために書いています。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。