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夢の中の本

kohana
·
公開:2026/9/11

久しぶりに夢を見た。

夢の中で、自分とある店に居た。現実にはない雑貨屋ふうの100円ショップで、300円や500円のコーナーが混じっていた。ワンピースは1000円均一だ。そこでなぜか店員さんから、水色の地に白いストライプのワンピースをしつこく薦められた。とにかく自分に似合うというのだった。

実は自分はその柄のシャツブラウスを持っていた。そういえば冬に室内で穿く靴下もその柄だ。もうある柄をわざわざ買う必要はないのではと思った。そんな夢だ。

早めに起きてしまったので、AIに夢診断を頼んだ。内容を書いているうちに、水色の地に細い白のストライプは父のイメージだと気がついた。父がそんな服を着ていた具体的な記憶はないのだが、古き良き時代のおしゃれな男性という気がした。

そのあと不意に、夢の続きを思い出した。

自分はその服を買わずに他の棚を見て回った。小さな野菜売り場があった。大根とも茄子ともつかない白い野菜に興味があったが、傷みかけていたので素通りした。

そのすぐ近くの棚で、大量の古いSFの文庫本を見つけた。ずっと読みたかったものと噂にだけ聞いていたもの、初めて見るもが無造作に並んでいる。自分はすべてを忘れて籠に本を端から詰め込み、そのままレジに直行した。

おそらくは実在しない、少なくともリアルで見たことのない本の表紙イラストを強烈に覚えている。金色の大きな満月を背にした制服姿の少女で、今で言うところのライトノベルのような雰囲気だった。

実は中も少し見た。文字の多い絵本のようなつくりで全五巻。そのうちの1冊だけが不自然に分厚かった。

AIはこの続きについてもあれこれ分析してくれが、正直、たいして得るものはなかった。それよりもあの本の内容が気になって仕方がない。

2026/09/11

Kohana

@kohana
エッセイとAuto fiction。 自分の言葉を取り戻すリハビリのために書いています。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。