VSCodeでは、ソース管理という機能で`R`や`A`といったGitステータスを確認することができます。

この1文字は何を表すのでしょうか?
`git status`コマンドとも比較しながら見ていきたいと思います。
M: Modified(変更された)
最も見るのがこの`M`です。すでにgitによって追跡されているファイルが、HEADコミットから変更されていることを示します。
U: Untracked(追跡されていない)
まだgitに追跡されていないファイルであることを示します。
この`U`、`git status`コマンドだと"updated but unmerged"を指すとされています。VSCodeとgitで意味が変わるわけですね。
A: Added(追加された)
Untracked file がステージングされていることを示します。
D: Deleted(削除された)
ファイルが削除されたことを示します。
R: Renamed(名前が変更された)
`git mv old_name new_name`で変更した時のみ、この`R`表示になります。通常の方法でファイル名を変更したときは、元のファイル名が`D`、新しいファイル名が`U`の扱いになります。
なお、ファイル名の変更は`git mv`を使用するのが良いようです。たしかに、コミット履歴が消えてしまいますもんね。
C: Conflict(コンフリクトの発生)/ Copied(コピーされた)
謎のステータスです。
こちらの記事では、コンフリクトの発生時`C`が表示されていることがわかります。
ただし、この記事の手順に沿ってコンフリクトを発生させても、`!`が表示されます。変更されたようです。
また、`git status`では"copied"を示すようです。ただし、その発生のさせ方がわからない。`git cp`コマンドは無いし・・・
gitのconfig変更が必要なのかな?
T: (file) Type Changed(ファイルタイプが変更された)
ファイルタイプというのは、「拡張子」という意味ではありません。シンボリックリンク・通常のファイル・サブモジュール(git)の変更を指すようです。
VSCodeに実装されているかはわかりません。
なぜだか、`git status`コマンドと違う点があったり、変更らしきものがあるにも関わらず、VSCode公式の説明というのがないんですよね。
公式動画内で明言されていることは、以下の2つだけです。
`U`は "untracked file" を指す(1:25)
`A`は "new file has been added" を指す(1:45)
まあ大したことではないんですが・・・公式で記述がない仕様というのは珍しい気がします。
以上、VSCodeのgitステータスでした。