休みだが、職場の近くのロールケーキ工場に行くと堂島ロールの切れ端をまとめた物が買えるらしいので職場付近まで行った。
武闘派の令和ロマンケムリみたいなおじさんが切れ端や切れ端でないケーキを売っており、それが目を見張るほど無愛想だった。
多分、本当は工場で何か別の仕事がある人で、たまたまその役回りをさせられたんだと思う。エプロンも付けず、背広姿で切れ端を紙袋に入れてくれた。変な光景ですね。
寒空の下、背広姿でケーキを黙々と売る、本当は事務所で働いているであろうおじさん。ほぼ無言で保冷剤を入れ、あまりこちらを見ずに紙袋に入れしてケーキを渡してくる、普段は別の業務に従事しているであろうおじさん。
受け取る時に、おじさんより早く「ありがとうございます」と言った。おじさんはちょっとだけ笑っていた。
切れ端はまだ食べていない。