ある方の記事に触れて、ふっと自分の例を思い返しました。
耳目に入る限り、新郎の拠点にて新生活を始めるご夫婦のほうが多いのです。しかし当家は逆です。妻の生まれ育った香川県で、歩み始めました。
結婚前には、東京でどうやって生活して行くかを相談。それが、ふとしたことで香川生活を決断。
メンタルがアレな私だから、結婚はできない……との思い込みを砕いてくれた妻。その生活環境を激変させずに、穏やかに過ごせる選択としての香川新生活。東京を私が離れることに、躊躇いはありませんでした。
あれから10年。いや、2024年春に丸11年となります。
今では「私と結婚するために香川に来たのか、ことでんの電車を追っかけたくて香川に来たのかわからないね」と苦笑する妻。鉄道ファンの私の行動を、ぬるい加減で見守って(見過ごして?)くれています。
妻の通う教会で、当時牧師をしていたK氏からのちに聞いています。「コイツくんが香川に来ると聞いて、よっしゃと思った」と。ある新人材を求めて祈っていたところに、私の香川入りが「与えられた」気持ちだったそうです。
私も「よっしゃ」でした。ことでんが走る街々、郷に野辺を行きめぐることができますので。
なんだ、何しに香川に来たんだ……。
もちろん、結婚が第一義です。あえて付記するなら、ことでんの電車を追えるくらいに、元気になれたということ。妻、友人知人、親族に色々と感謝をば。
妻よりも、ことでんのことで早口になりそうなので、今回はこの辺りで。
お読みいただき、ありがとうございます。