あなたが産まれた22時間後くらいにこの文章を書いています。
あなたが産まれた時の気持ちを書いておきたくて。
本当を言うと、「自分が誰かの父親になったこと」に、まだ実感が湧いていません。
だけども、あなたが存在してくれること、あなたが産まれてきたことには、紛れもない"現実"を感じます。
それは、あなたを、心の底から尊いと思えているからだと思います。
何回も聞いているだろうけど、あなたが産まれるまでには、本当にいろんなことがありました。
一度は、あなたが僕たちの前からいなくなってしまう直前まで行ってしまったことも。
あなたがお腹の中にいる間で最も印象的な出来事は、中絶するために堀病院に来て、そこであなたの心拍・動きを確認した時のことです。涙が溢れてきました。
僕たち夫婦が諦めてしまっている中、「まだ生きてるよ。」と言っている気がしました。その時ほど、自分の無力さを痛感したことはありませんでした。
だけども、あなたは自分の力、病院の方の力、お母さんの力、家族の力を使いながら、逆境を跳ね退けました。
出産の直前数ヶ月は、お母さんが体調を崩しました。自分にとって人生で最も真っ暗な時期でした。
だけども、あなたは、すくすく育って、予定よりもずっと早く産まれてきてくれました。
あなたが産まれてきて、文字通り、僕の心は"晴れ"ていきました。そして、間違いなく、お母さんの心も"晴れ"ていきました。
あなたには、これからも現状を打開して、周りの暗闇を明るく照らしていってほしいです。
あなたには、周りを笑顔にしてほしいです。人に親切であってほしいです。
僕の短い人生で学んだことは、「人に優しくすること」「人を助けること」以上に自分が幸せになる方法はないと言うことです。
世界はそう回っていくべきだと、本当に心から思っています。
最後に、もう一言。
何か熱中するもの、大好きだと思うもの、追求したいと思うもの、美しいと思うもの、心がじんわり動かされるもの、に触れ合ってほしいです。
あなたの人生が豊かになるように、僕は最大限努力しようと思います。
あなたの人生に幸あれ。
父 (安藤光希)より