GeoGuessr US において初めてナンバープレートを使って州を判別できたのは Florida だった。真ん中にオレンジが描かれており、モザイク越しにでもわかりやすい。
また US で初めて 5k をとれたのも Florida だった。 University of Miami を偶然見つけてその場所も偶然見つけたというだけなのだが、妙に嬉しかったらしく恰もそこに遊びに行ったかのように風景まで覚えている。
US での Florida の出題頻度は高く、それ以降も結構な回数 Florida を見てきたと思う。そういった経緯で、 Florida に対する愛着みたいなものは少し湧いていたように思う。
いつのことだったか、 county を初めて意識したのは Hillsborough county のゴミ箱を見つけた時だった。
これを見れば Hillsborough county にいるだろうということはわかるのだが、それが一体どこにあるのかということは地図上からは基本的にわからない。少なくとも Florida に関しては、 Google Map 上に city の名前はたくさん書いてあっても county の名前はあまり書いていないのだ。本質的な情報を得たにも関わらず結局何もわからないのはとてもつらい。
今までは Hillsborough というのが目に入ったら (その county seat である) Tampa という都市のあたりを見るというお粗末な方法でやり過ごしていたが、いい加減覚えてしまった方がより楽しそうかつ有益そうだなと思い始めた。
たくさんある county を丸ごと覚えるのは多少つらいのだが、つらさを克服するためのつらさなら厭わないか。
配置が存在するものの記憶というのは、順序無しの集合などよりは情報量が多いはずだけど、いわゆる記憶の宮殿みたいなものを作って印象に圧縮して覚えるのにはかなり向いている。暇な時間があったときに RTA でもするような気分で 20 分くらいかけて覚えて、白紙地図を埋めるクイズみたいなやつで 9 割くらい当てれる程度には覚えた。
その翌日、初めて GeoGuessr Florida をやってみた。するとゴミ箱だけでなく標識や看板にも county の名前が結構見えるようになった。 county の名前は覚えたところでそんなには見ないかなと思っていたが、今まではほとんど見ては捨てていたのだと思う。 14 × 5 回くらいやって、そのうち 10 回くらいは county 情報を使えたかな。
その後、こんなに county を覚えたことだしなと思い、 area code も主要なものだけ覚えてしまおうと思って覚えた。で、普通に area code の方がだいぶよく見るし覚える数も多くないしでコスパ最強だなという気持ちになってしまった。
でも Florida 出身の人と話す時に出身の county の場所までわかってドヤ顔できるのは嬉しいことかと思い、正当化することにした。まあ Florida 出身の人と話すことなんか無いんだけど。
同じような要領で他の州もやってみようか。