文章を書くというのは難しい。
小学生の頃にインターネットに触れ、ブログと言う文化に出会った。
今思うと、毎日更新するほどの何があったのかと不思議に思う。
そのうちTwitterに出会い、長々と文章を書く機会も減った。
今はXも閲覧するばかりで投稿することはほぼない。
自分の感受性が落ちているのか、それとも出力する気力がないのだろうか。両方か。
言葉が宙に浮かび、イルミネーションのようにキラキラと輝いたり、花火のようにパチパチと音を立てて弾ける。
はたまた、黒いもやもやに包まれて頭の上に重くのしかかってきたり、バラバラに崩れ落ちて足元へ溜まっていく。
靴に入ると気持ち悪いし、踏んだときは硬いと痛い。
言葉から線が出てきて別の言葉と紐付いて一つの繋がりができる。しかし、かと思ったら互いが互いに引き寄せられ、くっついた途端別の言葉になったりもする。
そうしてあっという間に広がり、弾けて眩く、自分に降り掛かってくる言葉というエネルギーが自分は苦手だ。
飛び交うスピードに追いつくのが精一杯で、自分が発信すると、不完全で、不格好だ。
こうして書いてみると、やはり思っていることをそのままシームレスに出力するのは難しい。
けれど自分と少し向き合えているようで楽しく、苦しくもある。
ここまでのたった約500文字でさえ、何度も考え、入力して、消して、入力して、検索して、考える。
言葉は人間の発明だろうか。
言葉に翻弄されている。