トルコ旅行⑤カッパドキア編

こめたべ
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公開:2025/10/12

メインどころのカッパドキアとイスタンブールを書く前に執筆が停止していた。本当は旅行中に書きたかったのだが、体力温存とバス酔い予防であまりスマホを触っていなかった。旅行のログを残したいので、ぼちぼち再開したいと思います。

カッパドキアのホテル

カッパドキアは奇岩群と洞窟住居で有名な観光地で、世界遺産にも登録されている。気球ツアーが有名。トルコ旅行と調べるとイスタンブールの街並みの写真か、気球に乗ってカッパドキアの地を見下ろす写真が出てくるのではないかと思う。

私は高所恐怖症で閉所も苦手だ。剥き出しのカゴに30人程度が乗り、地上300mも上がるとのことで、とても無理だった。それに死亡事故もそれなりに起きている。あまり怖くなかったとの話もあるが、無理して乗って途中パニックになったり、体調崩しても嫌だった。気球には乗れなかったが、カッパドキアは素晴らしい場所でした。

まずは朝食。気球ツアーに参加しなかったのでゆっくり過ごす。カッパドキアには洞窟ホテルに2泊するのだが、屋上にテラスがありそこで朝食を食べるのが気持ち良かった。

洞窟ホテルはこんな感じ。今まではシティホテルorリゾートホテルだったのでだいぶ雰囲気が違う。1室1室内装が違い、他のツアー参加者と写真の見せ合いっこをしたりした。ホテルの近くにモスクがあり、早朝礼拝の呼びかけるアザーンという放送が部屋に響き、その声に叩き起こされた。アザーンは1日5回流れ、そのうちの1回が日の出とともに流れる。この時は5時半くらいだったと思う。アザーンだけならいいのだが、アザーンのあと、部屋の真横の土産物屋さんから爆音で音楽が流され、もう寝させてくれ…という感じだった。

朝食後付近を散歩したが、とても空気が澄んでいて気持ちが良かったのと、目に入る全ての光景がとても良かった。こんな光景が同じ地球で広がっていて、ここで日常を過ごしている人がたくさんいるんだと思うと少し不思議な心地だった。

ギョレメ国立公園

有名なフォトスポット、三姉妹の岩で写真を撮ったあと、ギョレメ国立公園に向かった。キリスト教がイスラム教の迫害から逃れるために作った教会や住居、修道院が残されている。急な坂を登り見えるのは、岩、岩、岩。岩を削り場所が作られている。近くに水場はなく、ここでの暮らしはとても大変だったと想像できる。

複数の教会があるが、カランルク・キリセ(暗闇の教会)は有料で写真が撮れない。フレスコ画の保存目的だそうだ。絵の形は他の教会と同じだったが色が鮮やかだった。

聖バルバラ教会にあったこのフレスコ画がプリミティブでとても惹かれたのだが、何が描かれているんだろう。他の教会や食堂のような跡地を歩き回った。

カッパドキアの岩

次の目的地へ移動する途中、カッパドキア全体を見下ろせる場所にガイドさんが連れて行ってくれた。このあたりは映画スターウォーズの撮影地にもなったそう。カッパドキアの岩の色はカラフルで、中に含まれる鉱物質でその色が変わるとのこと。写真の奥に見えるのはローズバレーと呼ばれている場所。風がとても気持ち良く、本当に特別な景色でした。

絨毯屋へ

ツアーというのは土産物屋に寄るのが通例だ。安さの秘密はそこにあるんだろう。ちなみにこのトルコツアーでは、革製品、絨毯、トルコ石、陶器のお店にそれぞれ寄る、多い…

革製品屋もカッパドキアにあり、もうすでに寄っているが省きます。美男美女の謎のファッションショーが面白かった。

で、絨毯屋さん。正直お店に入るまでは誰が買うんだろ〜という感じだった。荷物になるし。お店に入ると日本語を大変流暢に話す方がどれだけトルコの絨毯が素晴らしいかを話し、実際に作っている様子を見る。トルコは絨毯の一大生産地だ。素晴らしさはよく伝わる。

その後また別室に移動し、テンポ良くたくさん広げられる絨毯…それがもうショーさながらで、みんな大盛りあがりだった。ちなみにこの時点で私は3杯お酒を飲んでいた。革製品店(ファッションショー付き)で配られたのと、昼に寄った壷焼きケバブ(パフォーマンス付き)のお店でHISからのサービスで出たのと、絨毯屋で配られた。

他のツアー客もそんな感じなので、少し変なテンションになっていた。誰が買うのか…と入る前は思っていたが、売れる売れる。100万近くの絨毯を買った人もいたらしい。私たちも怒涛の営業トーク受け、結果購入しました。トルコでは値段交渉をするのが基本。特に値切ったわけではないが、これなら買えるという値段になったのと、用途を壁掛けにしたいと伝えたところ、額縁とその加工代も込みとの話になったので了承した。ちょうど壁に何かアートを掛けたいと思っていたところだった。ちなみに1、2ヶ月後に自宅に郵送で届く。今現在まだ届いていないが、ピクチャーレールとかどうしよう。

(購入した絨毯の写真)

トルコの絨毯は街の女性たちによって作られている。1枚を作るのに最低でも1ヶ月〜数ヶ月かかるらしい。値段交渉の際はあまり考えていなかったのだが、職人の女性たちにたくさんお金が入ってほしいと思った。

カイマクル地下都市、オルタヒサル城

移動しカイマクル地下都市に行った。ここはかつて住居や避難場所として使われていた場所だ。

アリの巣のようにどんどん掘り下げられ、地下4階くらいまで見学することができる。前記に記載のとおり、私は閉所が苦手だ。長い迷路のような場所に怖くなり、添乗員さんに断り地上に戻ることにした。同じような空間が広がっていて戻る最中少しパニックになったが無事戻れた。エジプトのピラミッドとかも一度は行ってみたいが、中には入れないかもしれない。

オルタヒサル城の近くで、ツアー客全員でチャイを飲んだ。お金のでどころがよく分からないが、HISが払ってくれたんだろう。コンヤ移動中に起きたバス故障の件以降、HISがチャイやお酒の代金を一部負担していたのだと思う。ちょうど日没で、流れるアザーンがまた良かった。本当に夕暮れが美しい街だと思った。

最後に壷焼きケバブのお店前にいたかわいい猫の写真